第七十一話 ウロボロス
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ためにアタシと一緒に戦ってくれるあんた達を回収しに来たんだから」
指差した先にはガーディアンベースがある。
ガーディアンベースを見たアッシュとグレイは目を見開いた。
「「あ…あれは…!」」
「アタシと、アタシの仲間達の船…ガーディアンベース!残された手はただ一つ…ガーディアンベースでウロボロスに乗りこんでアルバートを倒すしかない!当然、ヴァンも手伝ってくれるんでしょ?」
「当たり前だろ」
早速ガーディアンベースに乗り込もうとした時、複数の足音が聞こえてきた。
「おい!待ってくれよ!親玉のとこに行くんだろ?俺達にも暴れさせろよ!」
「あのデカブツを仕留めたら、賞金どれぐらい出るんだろうな。ウズウズしてくるぜ!」
「ちょっとみんな待ってよ!?これはいつものミッションなんかじゃないのよ!?」
慌てて止めようとするアッシュだが、それを止める者が現れた。
「いや、これはレギオンズからの正式なミッションだ」
「あんたは…三賢人…マスター・トーマス…!」
トーマスが現れたことにアッシュを目を見開く。
「…逞しいな、君達は…こうでもしないと彼らが収まってくれないのだよ。最早レギオンズでも各国への対応が追いつかない状態だ。アッシュ君…グレイ君…君達に、全てを託したい」
「「みんな…!」」
「君達の仲間か…頼もしいじゃない!行くよ!アタシ達についてきて!」
エールとヴァンがガーディアンベースに向けて駆け出し、アッシュ達もそれを追い掛けて乗り込み、そしてガーディアンベースはウロボロスに向かって飛び立つのであった。
そしてガーディアンベースの司令室であるブリッジに集まり、ヴァンが作戦を説明する。
「ウロボロスに取り付いたら、イレギュラーが一斉に襲ってくるはずだ。ハンターのみんなはエールとガーディアンのみんなと一緒に何としてもこのガーディアンベースを守り切ってくれ!俺とアッシュ、グレイはウロボロスの中の掃除をしつつアルバートの元へ向かう!最後まで気を抜くなよ!必ず全員、生きて帰るんだ!」
「「了解!」」
ウロボロスの奥にいるであろう、アルバートの元へ向かうことになるアッシュとグレイが力強く頷いた。
「良いか、アッシュ、グレイ。俺達が必ず君達をアルバートの所まで連れていく。だから必ず勝つんだぞ」
「勿論よ!ここまで世話になって負けましたとかカッコ悪いしね!」
ヴァンの言葉にアッシュが威勢良く答えると、ヴァンが満足そうに頷き、ガーディアンベースがウロボロスに突っ込んだのと同時に司令室を飛び出そうとする。
「ヴァン」
「ん?」
今まで黙っていたプレリーがヴァンを呼び止め、振り返るヴァンを見つめた後に口を開く。
「行ってらっし
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