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ヘタリア大帝国
TURN44 インド独立その三
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「何かと」
「そうなんだな。けれど才能はか」
「かなりのものです」
 そちらは問題ないというのだ。
「特にサフランの方は」
「あの娘か」
「ご安心下さい。私が教育しただけはあります」
「スパルタでやったのか?」
「体罰なんかしませんが」
「じゃあ優しくか?」
「その子供の資質を伸ばさないと何もなりません」
 この辺りよくわかっているクリオネだった。
「ですから」
「そういうことか」
「はい、では」
「あの子達にも頼むからな」
「エイリスの栄光の為、東インド会社を破綻させない為に」
「後のそれはシビアだな」
 イギリスはそのことにはこう言うのだった。そうした話をしながらだった。
 東インド会社軍も加えたエイリス軍はインドカレー星域前でさらに布陣を整えた。そのうえで太平洋軍を待ち受けていた。
 その彼等の布陣は太平洋軍も確認していた。その布陣を見てだ。
 東郷は特に焦りを見せずこう参謀や提督達に話した。
「予想通りだがな」
「東インド会社軍の参加がですね」
「ああ。絶対に来ると思っていた」
 こう小澤にも話す。
「向こうも必死だからな」
「戦力が少しでも必要なのですね」
「そうした意味では我々と同じだ」
 太平洋軍と変わらないというのだ。
「戦力は多いに越したことはない」
「だからこそ」
「東インド会社軍の参戦は想定の範囲内だ」 
 東郷はあっさりと言ってみせる。
「驚かない。そしてだ」
「作戦はあれだね」
 今度は南雲が東郷に話す。
「手筈通りだね」
「そうする。動き回り暴れ回ることにしよう」
「何か凄い作戦ですよね」 
 参戦している四国総督から見てもだった。
「これだけ大胆な作戦は」
「ないか」
「そう思います」
「別に正面からぶつからないといけないという決まりもない」
 戦争においてそうしたルールはないことは東郷自身が最もよくわかっていることだった。
「だからな」
「こう攻めるんですね」
「そして勝つ」
 こうも言う東郷だった。
「絶対にな」
「わかりました。それじゃあ」
「全軍指揮に従ってくれ」
 東郷の言葉には絶対の自信もあった。
「必ず勝てる、これでな」
「わかったワン」
「そうさせてもらうにゃ」 
 コーギーとアストロ猫も応える。
「たとえ五倍以上の相手でも」
「勝とうにゃん」
「戦いは数が大事だ」
 それは東郷も否定しない。
「しかしだ」
「数だけじゃないよな」
「それはね」
 猿とパンダも言う。
「僕達はいつも劣勢だったけれどね」
「それでも勝ってきたから」
「いい加減優勢な状況で戦ってもみたいな」
 今言ったのは〆羅である。
「そうも思うわ」
「ははは、まだガメリカもあるからな」
 だからだとだ。東
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