第七十話 海底火山
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なる。
「助け…て…」
「ほう?」
「パンドラ…何を言ってる…!?」
「死に…たく…ない…お願い…助けて…!」
意外そうにパンドラを見るヴァンと驚愕するプロメテだが、パンドラを見下ろすヴァンの目は氷のように冷たい。
「“助けて”…“死にたくない”…か…お前達は数百年の間、それを言ってきた相手をお前達の目的のために何人傷付けて殺してきたんだ?自分達が同じ立場になったら言うなんて虫が良すぎると思わないか?」
「プロメテ…お兄ちゃんだけでも…助けて…!」
「パンドラ…こいつに…そんなことを言うな…!」
冷たい目で二人を見下ろすヴァンと、せめて兄のプロメテだけでも助けて欲しいと懇願するパンドラ、そんなパンドラを止めようとするプロメテ。
三人の空気が重くなる中、部屋の崩壊が激しくなろうとしていた。
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