第七十話 海底火山
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を…満足させるためだけの世界…」
「世界の全ては…アルバートが自分の計画のために用意した作り物だったって事なのさ!ロックマンが人々の進化した姿だと!?ふざけるなぁっ!作り物の英雄など…狂ったこの世界ごとぶっ壊してやるのさっ!」
プロメテの今まで内に封じ込めてきた激情を孕んだ怒声が響き渡った直後だった。
モデルVが反応し、プロメテとパンドラから負の感情のエネルギーが飛び出し、吸収されていく。
「「!?」」
「ぐああああああああっ!」
「きゃああああああっ!」
プロメテとパンドラの負のエネルギーは他の人々の比ではなく、この部屋に存在する数えるのも馬鹿らしいと感じる数のモデルVを全て覚醒させる程の物であった。
そしてモデルVに負のエネルギーを吸収されたプロメテとパンドラは倒れ伏してしまう。
「お…おい…これって…もしかして…!」
同じライブメタル…正確にはモデルVのテクノロジーが使われている関係でモデルVの変化を敏感に感じ取ったモデルAの声が震えている。
「全てのモデルVが…覚醒した…!」
アッシュの言葉と共に赤い髪の男が姿を現した。
「………プロメテ…パンドラ……君達の数百年分の怒り…悲しみ…苦しみ…憎しみ…そして…狂気…様々なロックマンと戦ったこのデータ…!確かに頂いたよ…!」
男の声にはアッシュ達には聞き覚えがあり、即座に男の正体を見破ることが出来た。
「「その声…まさか…!マスター・アルバート!」」
「じゃあプロメテ達が倒したのは…!?」
「あれはダミーだ。三賢人として働いてきた私のダミーボディだよ。私はDAN-000:オリジナル…この私こそ正真正銘、本物のマスター・アルバートだ!全て計画通りだ…!間もなくモデルVが融合を始める…!私が究極のロックマンとなって、この計画は完成する!」
衝撃の事実に誰もが唖然とする中、モデルVの共鳴のエネルギーによってアジトが崩壊を始めた。
「おい、ここも保たないぞ!早く脱出しようぜ!」
「「だけど…プロメテたちが…!」」
嫌いな二人だが、利用されるだけされて終わりというのがあまりにも哀れなのか、アッシュとグレイは脱出を躊躇する。
「何言ってんだ!そんな体でプロメテ達を抱えてなんて無理だろ!ここでお前らが死んじまったら誰がアルバートの野郎をぶっ飛ばすんだ!?」
「うっ…うう……プロメテ、パンドラ…!……ごめん…!」
「そ、そうだ!ヴァンは!?ヴァンはどこに!?」
「あいつなら大丈夫だろ!今はここを脱出するんだよ!」
アッシュ達が部屋を飛び出し、トランスサーバーのあった場所へと急いで逃げていくのであった。
「フッフッフッフッ…ハァーッハッハッハッハッ!」
「随分
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