第七十話 海底火山
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ート!モニターで見るより遥かに間抜け面じゃあないか!」
鎌を構えてアルバートに向けて狂気の笑みを浮かべるプロメテに対して、アルバートは険しい表情を浮かべていた。
「…お前達…どういうつもりだ?」
「こういうつもりさ…!」
「ぐっ!!」
プロメテが鎌でアルバートを斬りつけ、アルバートは力なく床に倒れ伏した。
「フフッ…フハハ…!ハーッハッハッハッハッ!自分が作った最初のロックマンに倒される…か!屑には相応しいフィナーレだ!」
「何だ…!?何がどうなってるんだ!?」
あまりの急展開についていけないモデルA。
それはアッシュもグレイも同様で、何も言えずにいる。
「お前らは利用されてたんだよ、俺達にな。俺とパンドラは、目覚めた時からロックマンとして戦い合う事を運命づけられていた…この男の…究極のロックマンを作るという下らん計画のためにな」
数百年にも渡る戦いの時間、そして短く設定された寿命によって束縛されていた日々はプロメテとパンドラを狂気に走らせるには充分過ぎた。
「だから…私達は決意した…アルバートへの…復讐を…」
「復讐だって…!?」
パンドラの言葉にグレイは目を見開く。
それを嘲笑いながらプロメテは話を続けた。
「俺達は何人ものロックマンを見つけ出しては、この戦いに巻き込んでいった。計画が進めば、アルバートは必ず姿を現わすはずだからな。そしてお前達はアルバートを追い詰め…俺達は復讐を遂げる事が出来たってわけさ」
「まさか…こんな形で戦いが終わるなんて…」
「フッフッフッ……何を言っている…まだ終わっちゃいない…!まだ残ってるじゃないか…!屑に作られた…屑の塊…俺達ロックマンが!」
「私とプロメテは…元の体には…戻れない…この運命は…変えられない…だから…滅びの運命を終わらせる…私達が…終わらせる…」
「アルバートの作った物、その全てを滅ぼす!それが俺達の復讐だ!さあ…楽しもうじゃないか…!最後の宴を!」
プロメテが鎌を構え、パンドラも杖を構えて戦闘体勢に入ったのを見て、二人は無意識に最も戦闘力が高いモデルZXに変身して身構えた。
「あんた達がアルバートを憎む気持ちは何となく理解出来たけど…だからって無関係な人達を巻き込んでいい理由にはならないでしょ!?」
「無関係?無関係な奴など誰一人いない!」
プロメテが火柱を発生させてアッシュとグレイを灰にしようとし、二人はダッシュでかわしながらZXバスターを同時構えてチャージバスターを発射する。
パンドラが前に出て槍型の電撃を出してチャージバスターを防ぐ。
「この世界で生きている限り…アルバートと無関係な存在はいない…」
「だからって自分達の目的のためにたく
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