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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第26話 悪魔を憐れむ鎮魂歌
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レモリーが、雄々しく宣言した。
アーシアを見ると、彼女も頷いている。
(分かっていたこととはいえ、やはり敵対するしかなかったか)
「その意気やよし。曹操、どっちをやりたい?」
「そうだね。サーゼクス・ルシファー眷属は任せてもいいかい?グレモリー眷属にリベンジしたい」
「わかった、それで行こう」
こうして、禍の団と悪魔の残党との戦いの火ぶたが切って落とされた。
◆
「授業参観……かあ」
憂鬱気にため息をつくはやてをみやる。
月日が経つのは早いもので、今年、はやてとあたしは中学校に進学してから2年目になる。
出会ったとき、はやては、小学校三年生だったから、かれこれ4年は経った。
昨日は、授業参観で、いろいろなことがあった。
毎年、授業参観の日になると、はやては暗い表情を浮かべる。
ヴィータもいいかげんにはやてと一緒の学校生活にも慣れてきたが。
たくさんの父兄が参観する中では、居心地が悪いのも事実だった。
「はやて……」
「ん?ああ、ごめんよ、ヴィータ姉。みんながいるから寂しくないよ」
微笑をうかべて、大丈夫、と返事をするはやて。
だが、姉の目はごまかせない。
はやての目にうっすらと浮かぶ感情、それは――寂寥。
「それに、今年は、『保護者』が見に来てくれたからね」
表情を苦笑に変える。
あたしも似たような表情をしていることだろう。
なにせ――――
「――――まさか、魔王直々に来るとはなあ。リアス先輩のついでだとは思うけれど」
「サーゼクスには、世話になりっぱなしだな」
そう、今年は、サーゼクス・ルシファーが、保護者として来た。
同じ学校に通うリアス・グレモリーが本命だろうが、わざわざ見に来るのは初めてだ。
苦笑交じりに言葉を交わしながら思う。
これだけ見れば、サーゼクス・ルシファーとはやての関係は良好に思える。
「もうすこし嬉しく思ってもいいはずなのに、ね。ボクは薄情ものだ」
だが、実際にはやてが示した反応は、嫌悪感だった。
「あれじゃないか。思春期の娘は、父親に反発したくなるらしいじゃねえか」
「あははっ、ヴィータ姉。そうかもね。……でもさ。事実だけみれば、サーゼクスはボクの父親代わりのはずなんだけどねえ。何年経っても親しみを感じられないなんて、ボクは冷たい人間だよ」
またもや憂鬱そうなため息とともに、嘆くようにぼやいた。
だが、ヴィータはそうは思わない。
他人としっかり線引きし、身内にとことん甘いのは確か。
だがしかし、他人に冷たいかといえば、全くそんなことはない。
「はやてが冷た
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