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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第26話 悪魔を憐れむ鎮魂歌
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レモリーが、雄々しく宣言した。
 アーシアを見ると、彼女も頷いている。


(分かっていたこととはいえ、やはり敵対するしかなかったか)


「その意気やよし。曹操、どっちをやりたい?」

「そうだね。サーゼクス・ルシファー眷属は任せてもいいかい?グレモリー眷属にリベンジしたい」

「わかった、それで行こう」


 こうして、禍の団と悪魔の残党との戦いの火ぶたが切って落とされた。





「授業参観……かあ」


 憂鬱気にため息をつくはやてをみやる。
 月日が経つのは早いもので、今年、はやてとあたしは中学校に進学してから2年目になる。
 出会ったとき、はやては、小学校三年生だったから、かれこれ4年は経った。
 昨日は、授業参観で、いろいろなことがあった。
 毎年、授業参観の日になると、はやては暗い表情を浮かべる。
 ヴィータもいいかげんにはやてと一緒の学校生活にも慣れてきたが。
 たくさんの父兄が参観する中では、居心地が悪いのも事実だった。


「はやて……」

「ん?ああ、ごめんよ、ヴィータ姉。みんながいるから寂しくないよ」


 微笑をうかべて、大丈夫、と返事をするはやて。
 だが、姉の目はごまかせない。
 はやての目にうっすらと浮かぶ感情、それは――寂寥。
 

「それに、今年は、『保護者』が見に来てくれたからね」


 表情を苦笑に変える。
 あたしも似たような表情をしていることだろう。
 なにせ――――


「――――まさか、魔王直々に来るとはなあ。リアス先輩のついでだとは思うけれど」

「サーゼクスには、世話になりっぱなしだな」


 そう、今年は、サーゼクス・ルシファーが、保護者として来た。
 同じ学校に通うリアス・グレモリーが本命だろうが、わざわざ見に来るのは初めてだ。
 苦笑交じりに言葉を交わしながら思う。
 これだけ見れば、サーゼクス・ルシファーとはやての関係は良好に思える。


「もうすこし嬉しく思ってもいいはずなのに、ね。ボクは薄情ものだ」


 だが、実際にはやてが示した反応は、嫌悪感だった。


「あれじゃないか。思春期の娘は、父親に反発したくなるらしいじゃねえか」

「あははっ、ヴィータ姉。そうかもね。……でもさ。事実だけみれば、サーゼクスはボクの父親代わりのはずなんだけどねえ。何年経っても親しみを感じられないなんて、ボクは冷たい人間だよ」


 またもや憂鬱そうなため息とともに、嘆くようにぼやいた。
 だが、ヴィータはそうは思わない。
 他人としっかり線引きし、身内にとことん甘いのは確か。
 だがしかし、他人に冷たいかといえば、全くそんなことはない。


「はやてが冷た
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