暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga5トーマとナカジマ家とデバイスと・・・〜Meet〜
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えーっと・・・」若干おろおろ。
「はい、お任せを。君はトーマ君だよね? 本局第零技術部主任、月村すずかです」
「あ、トーマ・アヴェニールです!」
「うん。みんなからトーマ君のことは聞いてるよ。みんなからは月村技術官とか主任とかって呼ばれてるけど、親しい人だったり仲良くしたいな〜って思う人には、すずか、すずかさん、って呼んでもらってるの。よかったらトーマ君もそう呼んでね。えっと、それで少しの間、クイントさん達を預かるから、ナカジマ三佐と一緒に待っていてくれるかな?」
「あ、はい、えっと・・・すずかさん」
「うん♪」
すずかさんのことはスゥちゃん達から何度か話を聞いてる。すごい技術者さんで、あのルシルさんのデバイスを造ったって話だ。そんなすずかさんは「それじゃあクイントさん達はこちらへ。三佐とトーマ君はここで待っていてください」って部屋の奥に向かって行って、クイントさん達も「いってきます!」って俺とゲンヤさんに言ってから続いた。
「悪いな、トーマ。クイント達は定期的に検診を受けなきゃならなくてな」
「あ、いえ。・・・あれですよね、スゥちゃん達は・・・その・・・」
「ああ。アイツらはみんなサイボーグでな。機械の体なんだよ。だからって普通の人とは何ら変わらねぇ」
スゥちゃん達は何年か前にミッドチルダを襲った大事件の首謀者によって生み出されたって、スゥちゃんたち本人から聞いた。それにクイントさんも、その事件でサイボーグに改造されたって。俺も俺で奇妙な人生を歩んでるけど、スゥちゃん達も大概だ。
「失礼します」
そんな声と一緒に置くのスライドドアが開くと、1人の女性がキャスター付きのワゴンを押して入ってきた。ゲンヤさんはその人に「おう。セッテ、邪魔してるぜ」って軽く手を挙げて挨拶した。
「お久しぶりです、ナカジマ三佐。待ち時間の間、私が接待することになりました。大したことは出来ませんが、寛いでいってください」
セッテさんって人がワゴンからガラスのコップを2つ、俺とゲンヤさんの前に置いた。さらに俺のコップには色と匂いでオレンジジュース、ゲンヤさんのコップは麦茶っぽいのが注がれた。
「ありがとな」
「ありがとうございます」
「いえ。ケーキもすずかが用意してくれていますので、どうぞ召し上がってください」
続いて出されたのはショートケーキ。配膳を終えたセッテさんに俺とゲンヤさんは「いただきます」そう挨拶してからフォークを手に取っていただくんだけど・・・。
(み、見られてる・・・)
ワゴンの側で無言で佇んでるセッテさんの視線をひしひしと感じて、美味しいはずのケーキの味があんまりしない。何か喋った方が良いのかな?って考えた俺は、「俺、トーマ・アヴェニールっていいます
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