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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga5トーマとナカジマ家とデバイスと・・・〜Meet〜
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ないから。

「そうなんだよぉ、トーマ。というわけで、今日から3日間は本局で遊びます!」

「本局は管理局の本部だが、局とは関係ない一般人の住む住居区画があるし、生活に必要な商業区画はもちろんのこと、遊園地・動物園・博物館と言った娯楽施設も完備しているから、普通に楽しめる場所でもある」

スゥちゃんとチンク姉が胸を張ってそう言った。チンク姉は元は本局で働いていたって話だし、とても詳しそうだ。俺も一度は本局に行ってみたいって思ってたし、その夢が叶うってことでちょっと・・・というか、かなり興奮してる。

「その前に、ちょっと本局の技術部に寄り道することになるけど」

「半日だけ時間をもらうことになるっス。その間、トーマはパパりんとどっかで時間を潰しておいてくださいっス」

「そういうわけだ、坊主。こんなおっさんと2人で悪いが付き合ってくれ」

「や、そんな! 全然! 了解っす!」

搭乗手続きを終えて、俺たちは無事に本局往きの船に搭乗することが出来た。局員とその家族っていうことで料金はかなり割安になって、俺が払ったわけじゃないけどすげぇ得だな〜って思った。

「それじゃあまずは私たちの用事を済ませてからね。トーマはナカジマ家の一員として扱うようにしてもらってるから、安心して付いて来てね」

「はいっ」

本局に着いてすぐ、クイントさん達に付いてバスを使って訪れたのは大きなビル。エントランスからは局員の青制服を着た人たちが出入りしてる。ということはまさか「ここが本部!」ってことになるんだ。

「そ。さ、入ろう。早く用事を済ますことが出来れば、それだけ早く遊びに行けるし」

俺はみんなの後に付いてビルに入って、クイントさん達がカウンターに座る局員さんに軽い挨拶をするのを見て、俺もなんかしないとって思ってお辞儀した。すると受付さんもお辞儀してくれて、なんか嬉しくなった。
それからエレベーターに乗って、長い廊下を突き進んで突き当りに到着。ドアの側にはZeroth Engineering Department――第零技術部って彫られた、翼を広げた鳥型のプレートがある。

「クイントです。ナカジマ家一同、来ました」

クイントさんがドア横の操作キーのようなパネルに手を振れてって告げると、『はーい、お待ちしてましたー!』って元気な女性の声でそんな返答が。遅れてスライドドアが両側に開いて、ドアの向こうで出迎えてくれていた女性が「いらっしゃい♪」って、すごく綺麗な笑顔を向けてくれた。

「お待たせ、すずかちゃん。今日もよろしくお願いします!」

そう言ってクイントさんが小さく頭を下げると、スゥちゃん達も「お願いします!」って頭を下げた。するとゲンヤさんも「よろしく頼むぜ、月村嬢ちゃん」って頭を下げたから、俺は「
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