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ヘタリア大帝国
TURN43 インドカレーへその六
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は仕掛けられない」
「正面から来るならば数と装備で優位に立つ我々が有利です」
「勝つか、今度こそ」
「はい、絶対に」
「とにかくですね」
 ここでまた言うクリオネだった。
「インドを失う訳にはいかないですから」
「何か必死だな」
「当然です。私はカレッジを卒業してすぐにこの会社に就職して」
 そしてだというのだ。
「ずっと仕事一筋でやってきたんですよ」
「だからか」
「東インド会社は私の子供みたいなものです」
 尚クリオネは三十歳だ。当然未婚で男女交際の経験もない。
「その東インド会社を失えば」
「だから頼むって言ってんだけれどな」
 いい加減イギリスも引いてきた。

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