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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
決意の時
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から拒絶されたのよ!!今まで一緒にいて、お互い支え合ってきたのに!それなのに・・・・・」
「でも、貴方だって怖がっていたんじゃないの?エックス自身が変わってしまう事が。」
「!?」
「話は運ばれてきたゼロから聞いたわ。」
「・・・・・・だから、何よ!どうすればいいのよ!?別人みたいになって、イレギュラーのように仲間を破壊しかねないエックスをどうやって!」
「それは貴方自身が決めることじゃないの?」
「えっ?」
ティルは自分の指に嵌めてある指輪を見ながら言う。
「私もね、最初のシグマの反乱のときにイーグリードが彼に加担した時すごいショックを受けたの。今まで正義感が強く、自分の事よりも人のことを大事にする彼が反乱に加わるなんて・・・・・・裏切られた気分だったわ。・・・・・でも、保護された隊員の話と連行されてきた彼を見て思ったの。逆に好きな人がどんな風に変わろうと受け入れられる強さを持つことも大事なんじゃないかって。だから、私は彼を受け入れられた。」
「・・・・・・・」
「結婚の時も彼、最初はやめようかって迷っていたのよ。元イレギュラーの自分と結婚するのは不味いんじゃないかって。もしかしたらこっちの職場で私が肩身の狭い思いをするんじゃないかって心配してね。・・・・・でも、私は一緒になることを選んだ。本当の彼を知っているから。今だって、彼の妻だということを誇りに思っているわ。」
「ティル・・・・・」
「ごめんなさいね、レプリロイドは人間とは違うのに・・・・・・なんか言っていることがおばさん臭く感じちゃったかしら?」
ティルは、そう言うと少し恥ずかしそうな顔をして部屋から去って行った。
一人自室に残ったマーティは、端末を再起動させて写真を見直す。そこに写っているエックスと自分の笑顔は偽りのない本当の顔だった。
「・・・・・・」
別れる間際のエックスを思い出してみる。
確かにあの時のエックスは、イレギュラーよりも怖かった。
でも、それとは別に泣いているようにも見えた。
そのエックスを自分は拒絶してしまったのだ。
「・・・・・アタシ・・・・・バカだよ。」
写真を見ながらマーティは、自然とまた涙が溢れ出した。
「アタシ、エックスのこと何もしてあげられなかったじゃない・・・・・・一番怖がっているのはエックスだったのに・・・・・・変わるのが怖くて遠ざけていただけじゃない・・・・・何してんのよ・・・・アタシは・・・・・ごめんね、エックス・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・・」
涙を手で拭いながらマーティは、ひたすら泣き続けた。
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