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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
ゴッドカルマシーン・O・イナリー
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れるとそこにはマーティたちが倒れていた。命中する寸前、彼女はシールドのディフェンスシールドの出力を最大にしてどうにか凌ぐことに成功したのだ。その代わり、シールドから煙が出ている。おそらく、もう使うことはできないだろう。

「の、のび太は?」

ジャイアンは顔を上げると少し離れた場所にエックスが立っていた。

「よかった!のび太も無事だ!」

だが、その束の間。彼らの方を向いた瞬間エックスの変貌ぶりに驚愕する。

「えっ!?」

「の、のび太!?」

「お兄ちゃん!?」

「のび太さん・・・・・・」

「そんな・・・・・・・」

恐れていた事態が起こってしまった。

凶暴化したエックスは、無言でゆっくりと一同の元へと歩み寄って行く。

「・・・・・・・」

「・・・・・・お前たちは、ドップラーのところへ急げ。」

ゼロは、マーティたちに行くように促す。

「ゼロ!?どういうつもりよ!?」

「・・・・・・アイツは、俺が引き受ける。その間にドラえもんって奴を早く助け出してこい。」

「でも、ゼロさん一人じゃ・・・・・」

「くだらないこと言わずに早く行け!!」

ゼロは、サーベルを展開して全員に怒鳴り散らす。その直後、エックスは頭を押さえて苦しみだす。

「グッ、グウウウ!!!」

「エックス?」

苦しみだしたエックスを見てマーティは思わず彼に近づいて行く。

「行くな!」

ゼロは必死に止めようとするもマーティはすぐにエックスの肩を持って揺さぶった。

「エックス、しっかりして!」

「グウウウウウ!!」

エックスは苦しみながらマーティを見る。一瞬、彼女に向かって拳を振り下ろそうとするがすぐに何かが吹っ切れたかのように目の色が元の状態へと戻る。

「・・・・・お、俺は・・・・・・・・・」

目の前にいるマーティを見てエックスは、動揺する。そして、バラバラになって朽ち果てたイナリーの残骸を見る。

「・・・・・・・・俺がやったのか。」

前回とは違い、エックス自身、今回の戦闘は覚えているようだった。

「・・・・・エックス、お前・・・・・・」

「俺は・・・・・・・俺は・・・・・・・イレギュラーになりかけているのか?」

不安そうな表情を浮かべてエックスは全員を見る。

「落ち着け。今だって正気に戻ったんだ。」

「でも・・・・・でも・・・・・」

エックスは手を震わせながら全員を見た。

ゼロたちは、エックスを心配しているのだが彼からしてみればそれは逆に自分を危険な存在だと思い、距離を置いているように見えた。

「・・・・・・・・」

エックスは、無言で施設の中へ進むのを再開した。


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