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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
不安
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していた。

「しずか・・・・・」

「何かあったの?」












「・・・・・そう、やっぱりのび太さんに何か異変があったのね。」

「えぇ・・・・」

マーティは、静かにエックスの事を話す。その顔は暗く、普段の彼女とはかけ離れている。

「・・・・・・アタシね。昔、最初の反乱のとき、エックスに助けてもらったことがあるの。」

マーティは懐かしむように話す。

「その時の私さ、今と比べて全く弱くて・・・・口だけは一人前だったのよ。エックスに助けてもらった時もとんだ一言で喧嘩しちゃって・・・・・・」

「そんなことがあったのね。」

「うん、その後一緒にオクトパルドを倒したんだけどね。怪我をした時もお礼にって手当てしてくれたのよ。」

「フフッ、のび太さんらしいわ。」

「その時だったのかも、エックスと一緒にいたいって思ったのは。それから海に落ちた彼を陸地に運んだり、じいさんに頼んで地上でも動けるように改造してもらったり・・・・・・・」

マーティは、思い出の一つ一つを摘むように話していく。

「特に一番危なかったのはカウンターハンターの基地での時だったわね。アタシのブラ取れて・・・・・・今でもゾッとするわ。それでへんちくりんな変態じじいに盗撮されたと聞いた時は・・・・・・・」

「まあ・・・・」

「でも、危ないときはいつもエックスが助けてくれるの。どんなに突き放しても、どんなに冷たく当たっても、彼はアタシのことを見てくれた。そんな彼だから好きになった。・・・・・・・・でも・・・・」

彼女は肩を震わせながら目から涙を零す。

「そんなエックスが壊れていくのが怖いの・・・・・アタシの知っているエックスが・・・・・・・アタシが好きだったエックスが変わっちゃうのが・・・・・・あんなに優しかったエックスがイレギュラーのようになるなんて・・・・・・・」

「マーティさん・・・・・・・」

泣き始めたマーティに対してしずかは一瞬困った顔をするもののすぐに彼女に向き合って言う。

「大丈夫よ、マーティさん。のび太さんがそんな風になるはずがないわ。」

「・・・・・・えっ?」

しずかの一言にマーティは思わずしずかの顔を見る。

「だって、体が機械に変わったからと言ってもあののび太さんだもの。おっちょこちょいで不真面目ですぐお風呂覗くエッチなところがあるけど、いつも一生懸命で、周りに気をつかって貧乏くじ引いても笑っていられる強い人だもの。」

「・・・・・・しずか・・・」

「それに今までだって辛くても乗り越えてきたんだもの。きっと今度も乗り切ってこれるはずよ。」

「・・・・・・・うん。きっとそうよね、エックスのことだもん。」

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