暁 〜小説投稿サイト〜
ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
目覚める力
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話












潜水艦

「ハア・・・・・ハア!ハア!」

造船所に止められていた潜水艦の中でザリガニ型イレギュラー シザーズ・シュリンプァーは、恐怖に怯えた顔で何かと対峙をしていた。

「何なんだよ・・・・・・なんなんだよ、お前は!?」

「・・・・・・・・」

目の前に立っているのはエックスだった。

だが、その全身から赤黒い湯気のようなオーラが立ち上っていた。エックスは黙ってバスターをシュリンプァーに向ける。

「くそ!!」

シュリンプァーは、自慢の鋏でエックスを捕らえようとする。

「・・・・・・・」

しかし、エックスはまるでスローモーション映像でも見ているかのように残像を残しながら攻撃を回避してしまう。

「こいつ!これでもか!」

シュリンプァーは、エックスを捕らえようと必死に攻撃を続ける。戦闘用故に元より非常に好戦的かつ凶暴な性格である彼が恐怖を感じるなど通常あり得ない。そのシュリンプァーをエックスは、無慈悲にバスターで攻撃していく。

見た目からして明らかにチャージショットだが何かがおかしかった。

通常のチャージならば次の光弾が出るまでにわずかながらのタイムロスが発生するのだが今のエックスにその様子は見られない。っというよりはチャージをしているしぐさもない。

そして、このチャージショット・・・・・・・エックス同様に赤黒い湯気のようなオーラを放っていた。

チャージショットは、シュリンプァーの体を次々と撃ち抜いていき、動けなくした。

「・・・・・・・」

「た、助けてくれ!!」

今まで命乞いをしたことがないシュリンプァーは、迫り来るエックスに対してもう耐えられんとばかりに命乞いを始めた。

エックスは、まるで見下すかのような目をしてシュリンプァーを見る。

「・・・・・・・それで?」

「えっ?」

「お前は同じように命乞いをしたレプリロイドを助けたことはあるのか?」

「?!?」

「お前だってそうなんだろ?命乞いをしていたのに楽しみながら破壊したんだろ?それで自分がいざ同じ立場になった時助けてもらおうだなんて都合がよすぎるんじゃないのか?」

「あ、あぁ・・・・・・・・・」

シュリンプァーは、エックスの顔を見て絶望した。

その顔には慈悲もなければ、情けもない。

まるで地獄で罪人を裁く鬼のように見えた。

「あ・・・・・悪魔・・・・・・・」

「お前のような奴に生きる資格はない。」

エックスは、腰を落として大股で構えた後、片足を上げて拳を前に構えたまま、滑走するように残像を描きながらシュリンプァーの目の前にまで急接近する。

「うわああああぁあああああああ!!!」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ