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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三十五話
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「ふふ…まぁ、頑張りなさいね。…依頼もあるみたいだし、長々とさせて悪かったわね」


「うぅ…。いえ、大丈夫ですよ。…お話、ありがとうございました」


クスクスと笑った後そう言ったジュディスさんに一礼して再び自室へと向けて歩き出そうとした時だった。



「――言い忘れてたけど…アルヴィン。彼には気をつけた方がいいわよ?」


「……へ……?」


ジュディスさんの言葉に振り返ってしまうも、既にジュディスさんは歩いて行ってしまった。

……アルヴィンに気をつけるって…一体…。






―――――――――――――


――あの後、ジュディスさんの言葉に疑問を感じながらも準備を終え…僕とアルヴィンはコンフェイト大森林の依頼書に書かれてた採取場まで来た。



「――っと、これが依頼の品だったか?」


「――ぁ、うん。依頼書に書いてある位置も此処だし…多分それだよ」


入口に入って少し奥に進んだ所で、僕達は依頼されていたものを見つけ、採取を始めた。


「大量大量、と…。にしても、復帰できてよかったな、優等生二号君」


「はは…。うん、ありがとうアルヴィン…」


採取をしながらそう、僕を見てニッと笑って言ってきたアルヴィンに、少し苦笑してそう返す。
…駄目だ、やっぱりジュディスさんが言ってた事が気になってしまっている。
ただこの事をアルヴィン本人から聞くのはなー…。

そう、思っていた時だった。


「っ!衛司、避けろっ!!」


「え!?うわぁっ!!」


突然アルヴィンがそう声を上げ僕を押し飛ばすと、先程まで僕が居た場所を、風の刃が突き抜けた。


「っ…これは…」


「――おやおや、避けられちゃったか」


風の刃が飛んできた方向を見ていると、そんな言葉を出しながら青白い顔の男……見間違えなく、『リバース』のサレが居た。


「お前は……サレっ!どうして…」

「おや、君とは初対面な筈だけど……あぁ、そういえばヴェイグが居たんだっけね」


僕の疑問にサレは答える事無くそう言うと不気味に笑みを浮かべた。

サレのさっきの攻撃に…剣を抜いている状態。間違いなく戦闘態勢だろう。
此方は僕にヴォルトにアルヴィン……正直微妙な状況だ。


『(――主、どうします…?――)』


「(…ヴォルト、お願いがあるんだけど…僕の身体を抜けて助けを呼びに行ってくれない?正直この状況…勝てる見込みは少ないけど…僕とアルヴィンで持ちこたえるから、少なくとも救援を呼んできて欲しいんだ)」



『(――それは……了解しました。私が戻るまで、無事でいてくださいね――)』
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