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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
絶・対・絶・命
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せていけと言われたけれど…これでいいのかしら?」
三笠のサーヴァントの一人、アナスタシアだ。
さらに
「がっ!」
「ぎゅ!?」
飛び越え、甲板にとびつこうとしたサーヴァントは空中にて打ち落とされる。
どれも全員、眉間を正確に射抜かれ即死だ。
「一体どんな扱いをすれば…ああもおかしくなる…!」
ここまでくれば殺すことが唯一の救い。
アタランテはそう思い、眉を潜めながらもやってくるサーヴァントを的確に射抜いていく。
子供のサーヴァントが来ないことを願いながら。
「なんだよアレ…。」
「…。」
その屍のようなサーヴァントの成れの果てに、おっきーは絶句していた。
「信じてるんだよ…またその"代表"が見直してくれるかもしれないって…。 」
「ああわかる。どう足掻いたって…廃棄される運命しかねーだろうけどな。」
両手を伸ばしながら走ってくる彼女達はまさにゾンビ。
代表という届きもしない生の実感を目指すも、おそらく彼女達の願いは叶わないだろう。
だからこそ。
「ここで殺すのが何よりの償い、か。」
無慈悲に凍らせ、砕くアナスタシア。
淡々と射抜くアタランテ。
甲板にて戦っている者達は辛い思いをしているだろう。
「で、パリス。敵兵の様子は?」
「はい!」
同じく天守閣におり、ドデカいボウガンをかまえているパリスくんには敵がどの辺りにいるのか見てもらっていた。
「ここから少し離れたところ…そこに兵士がたくさんいます!車みたいなものもあって、そこからサーヴァントが出てきてるみたいです!」
「なるほど、ところで指揮官らしき奴は?」
敵の残存勢力はまだまだあるらしい。
さて、こんなにもいるのだからあちらには指揮官がいるはずだ。
パリスくんはボウガンをかまえ、少しあちこちを見渡すと、それらしきものを発見した、
「多分あのスーツの男です!」
「どれどれ…。」
双眼鏡を使い、パリスくんの指す方向を見てみる。
するとそこに、確かに指揮官らしき奴がいた。
「あいつか…にしてもムカつくぜ。余裕ぶっこいてティータイムとしゃれこんでやがる…!」
この戦況を見ながら、指揮官は紅茶を嗜んでいたのだ。
時節お供の隊員に何か言い、その言われた隊員は無線か何かで伝えていく。
はっ、そうやってお高く止まってられるのも今のうちだぜ。
「パリス、狙え。」
「はい!」
遠いが、この程度ならパリスくんのボウガンの射程距離内だ。
ボウガンをかまえ、パリスくんはその指揮官に狙いを定める。
「撃ちます!!」
矢が放たれる。
それは寸分違わず、風を裂いて真っ直ぐに突き進む。
狙うは、指揮官の心臓。
人間を殺すのなら宝具なんて使わなくとも充分だ。
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