第六十八話 謎の研究所
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こでロックマンとしての調整を受けていたのならば、アルバートの秘密の研究所…と言ったところか。我々に見られては困る物があるのかもしれんな、アルバートの計画に関する手掛かりがあるかもしれん。調べてみてくれないか?』
「秘密と聞いたらハンターとして黙ってられないわね。宝探しと行こうじゃない」
「見つかるのが宝だと良いんだけどな…何か嫌な予感がするぜ…」
奥のシャッターを抉じ開けると、古い建物であるためか、パイプから有害なガスが噴き出している。
「うわ…臭いわ」
「アッシュ、このガスに触れるとダメージを受けるから気を付けて」
一度この建物から逃げる時、油断してガスを浴びてしまった経験者が言うと、アッシュも頷いた。
「取り敢えず穴を塞いで進みましょう」
アッシュはモデルLに変身し、氷でガスが噴き出ている穴を塞ぐ。
グレイはバスターショットを構えて自分達に攻撃してくるイレギュラーを返り討ちにしながらアッシュと共に先へと進んでいく。
そしてモデルLのサーチ能力で迷うことなく次の場所に繋がるシャッターを発見し、開けて通ると、そこには二つの大型のカプセルがあった。
「これ…僕が入っていたカプセルと同じだ…」
「おい、パネルに何かメッセージが出てるぜ」
「本当?どれどれ、DANー001:プロメテ。再調整までの活動限界時間、246924秒。DANー002:パンドラ。再調整までの活動限界時間、246939秒…プロメテとパンドラの名前があるわね」
メッセージにはプロメテとパンドラの名前があり、それを聞いたグレイもパネルを凝視する。
「と言うことは、これはプロメテ達のカプセルか!あの二人もここで作られたのか」
「なあ、もしかして…オイラのデータにあった兄妹のレプリロイドって…アルバートが最初に作った二人のロックマンってプロメテ達の事じゃないか?」
「「…!」」
モデルAの言葉に二人は目を見開き、モニターで状況を見ていたトーマスが通信を繋いできた。
『…それで間違いないだろう。このカプセルは恐らく、彼らを繋ぎ止める鎖だ。アルバートの計画に逆らえないようにするためにな』
「「鎖?」」
『パネルのカウントはプロメテ達の寿命だろう、かなり短く設定されている。定期的にカプセルでの調整を受けなければ、死んでしまう…そういう仕掛けだ』
「調整を受けるにはアルバートに従うしかないって事か、酷い事するぜ」
それを聞いたモデルAが苦々しげに吐き捨てると、トーマスが指示を飛ばす。
『建物はまだ奥に続いているようだな、まだ何か残されているかもしれん。調査を続けてくれ』
奥のシャッターを開けて、立ち塞がるイレギュラーを返り討ちにしながら更に奥のシャッターを抉じ開け
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