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戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
G編〜プロローグ〜
真実
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僕がこの世界に来て、一夜が明けた。
 
「おお起きたか、ユージオ君」
そこには昨日いたメンバーが揃っていた。
 
「おーい、ユージオ君こっち、こっち!」
 
昨日、あの戦ったところでも真っ先に話しかけてくれたヒビキが呼んでくれたので、みんながいる机に向かい、椅子に腰掛けた。
 
「あれ?そういえばもう一人いるのではないですか?」
「ああ、翼なら今仕事で合同のイベントが入っていて、忙しいんだ。」
 
(仕事か…僕もキリトが来るまではギガシスダーを切るので忙しかったな…)
 
「さて、今日のミーティング内容だが、まずはユージオ君の検査結果だ。ユージオ君、君の体からはその青薔薇の剣…だったかな?その剣と同じ反応が確認された。」
「えっ!それって私と同じことになっているということですか?」
と響は自分と同じ事が起こっていると思い、声を上げた。
「いや、響君、君の融合とは少し違っていてな、体そのものが融合している、ユージオ君がノイズに触れても炭化しない理由もこのことが原因だろう。これは多分彼がこの世界に来る前に経験した事が関係していると思うのだが、思い当たる節はあるか?」
 
 
…ある、あの時だ…僕がカーディナルに頼んで、青薔薇の剣と同化して、ソードゴーレムと同等の剣にしてもらった。
多分その事が原因だと思う。
 
「…あります。でも、そのことを話すには話が長くなります、それでもいいですか?」
 
「…いいだろう」
 
僕はみんなにあの世界、キリトと共に過ごしたあの日々や戦いについて話した。
 
♪♪♪♪♪♪
 
「…なるほどな、カーディナルに整合騎士、シンセサイズ、アドミニストレータか…」
 
と話していると、この部屋に白髪の男性が入ってきた。
 
「あのー、話を聞いていたのですが、君は別の世界から来たんですか?」
「ッ!誰だ!」
「あぁ、この人は米国連邦聖遺物研究機関より出向してきたジョン・ウェイン・ ウェルキンゲトリクス博士だ。実はこの人がもう一つのミーティングの内容に関係するのだが、博士を米国の岩国基地まで、ソロモンの杖と共に送ってほしいんだ。」
「ソロモンの杖って、昨日僕が武装完全解放術を使って氷漬けにしたあの化け物を操る聖遺物ですか?」
「そうだ、あの杖は日本とアメリカの合同研究のために役立てるつもりだ。」
「そうだったのか…」
 
そうか…ソロモンの杖はクリスが起動させたから、複雑な気持ちなんだな…
 
「やあやあ皆さん、僕の事はウェル博士とでも呼んでいただければいいですよ。」
 
(あの人、なんか怪しいな)
 
僕はそう思いながらも護衛任務の為の準備を始めた。
 
♪♪♪♪♪
 
「別世界から来た聖遺物との融合症例ですか…これは面白いことになりそう
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