Fairy Days
Fairy Girls −Lucy−
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も怒らないよ。」
「…レンのお父さんとお母さんの事…」
すると蓮は突然黙りこみ、無言だった。
「待って。あたしから話すから。」
ルーシィは自分の父のことを話す。母が死んでから父と上手くいかず、家出してフェアリーテイルに入ったこと、自分を連れ戻すためにギルドと仲間を傷つけたこと、決別したはずの父の会社が倒産して、商業ギルドに所属することになった父と和解したこと、…そして、天狼島から7年振りに帰ってきて会いに行った父が一月前に亡くなっていたこと。7年分の家賃を支払ってくれ、7年間誕生日にプレゼントと手紙を送ってくれて自分を愛してると言ってくれたこと。
「やっぱりあたしもお父さんが好きだった。でも結局あたしは何もしてあげられなかったから。ゴメン…レンの方が辛いはずなのにこんなこと聞いて…」
「そんなことないよ。ルーシィだって辛い思いをしてるじゃないか。誰だって大切な人との別れは辛い。…でも俺だけじゃないってことを教えてくれてありがとう。」
「レン…」
「さて、今度は俺の父さんと母さんか…悪い、俺の父さんと母さんあまり覚えてないんだよ。ただ死んだ理由は人斬りに巻き込まれたことぐらいか。んで、俺を拾ってくれたのは俺の師匠で俺を霧谷抜刀斎にさせてくれたのは俺の師匠と俺の両親のお陰かな。まあ冷酷で残酷な闇の人斬りになったのは俺の中では想定外だったけどさ。さてと、いつの間にか暗くなってきたし、ご飯食べたら帰ろう!送って行くよ!」
「うん!ありがと、レン。」
「でも俺はルーシィの荷物があるから、お前の家に入らねえと。」
「あっ!そうか!じゃあ入って!お茶でも出すから!」
「いや…もう遅いし荷物置いたらすぐ帰るわ!」
「そんなわけにはいかないわ!さっ、どーぞどーぞ!」
ルーシィの頭の中はこの後どうするんだっけ!?と自分が読んだ恋愛小説を思い出していた。絶賛パニック中である。そして扉を開けると…
「よっ、お帰り。」
「お邪魔してるぜ。」
「あい!」
「ふほーしんにゅー!!」
ナツとグレイとハッピーがいた。グレイは半裸である。
「あ…あんたたちぃ〜!!」
今日だけはいてほしくなかったと、ルーシィは涙する。
「カナから聞いたぜ。デートしてたんだって?」
「どぇきとぅぇる〜。」
「なぁ土産は?」
その言葉を聞いて再び怒鳴ろうとしたルーシィだが、
「おいてめぇら…覚悟出来てんだろうな…」
蓮がいつもより低い声で声をかける。すると蓮は闇の刀を出して何かやろうとした。二人と一匹は顔を青くする。
蓮は2人と1匹をしごいた後、ルーシィの服を取り出すと、
「今日は楽しかったぜ!じゃあまた明日なルーシィ!」
と、言葉を残し
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