第六十七話 滝の遺跡
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お前達は…アルバートの仲間じゃないのか!?」
困惑する二人をパンドラは冷たく見据え、プロメテは嘲笑を深めた。
「全てが終わったら話してやるさ…お前達の死に際にでもな!ハーッハッハッハッハッ!」
「…また…会いましょう…」
二人は転送の光に包まれてメインコンピュータルームから去っていった。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!…あいつら…何をするつもりなの…!?」
「何だろう…凄く嫌な予感がする…」
不吉な何かが起こりそうな予感がしたグレイは不安そうにプロメテとパンドラがいた場所を見つめる。
そしてモニターで様子を見ていたミハイルが二人に通信を繋げる。
『何じゃ、何じゃ?奴らはアルバートの手先じゃなかったのか?コンピュータの方はどうなんじゃ?何も残っておらんのか?』
破壊されたコンピュータを調べると、唯一無傷のデータファイルがあった。
「…これは…?データファイル?…他には何もないみたい」
『…そんなに気を落とすな。データなどなくとも、お前さん達は紛れもなくこの世界の住人じゃ。奴らがお前さん達に見られまいとデータを消したのが一番の証拠じゃろう。残っていたデータはこちらで調べてみるとしよう、後でミッションレポートと一緒にこちらへ送ってくれ』
皮肉屋であるミハイルが珍しく二人を慰めるように言い、ミッションレポートと共にデータを送るように伝えた。
「「了解」」
奥の部屋のトランスサーバーを使ってレギオンズ本部にデータをレポートと共に提出し、一度ハンターキャンプに戻るのであった。
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