第六十七話 滝の遺跡
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ないらしいな」
「一流ハンターの勘を甘く見ないで欲しいわね。さあ、行くわよっ!グレイ!」
「ああ、コンピュータはこの先だ。行こう!」
アッシュとグレイはコンピュータ施設へと向かっていく。
しかし、アルバート側も侵入を予想していたのか、遺跡はかなり複雑であり、中々思うように先には進めなかった。
陸でも水場でもかなりイレギュラーやトラップが進路を塞いでおり、先に進むだけでも一苦労である。
広範囲のサーチが可能なモデルLへの変身が出来なければ確実に目的の施設へは到達出来なかったであろう。
イレギュラーとトラップを掻い潜り、いくつものシャッターを抜けた先にコンピュータ施設らしき場所に到着した。
「ここね…」
「ここに僕達のデータがあるのか…」
シャッターを抉じ開けて施設内に入ると、木の形状をしたメカニロイドが立ち塞がる。
「そこを…」
「どけえっ!!」
アッシュとグレイがモデルFへと変身し、ナックルバスターを構えてメカニロイドが落としてくる葉や自分達を拘束する根をかわしながらメカニロイドのコアに当たるように軌道を変化させたショットを絶え間なく浴びせると、メカニロイドはあっさりと沈黙した次の瞬間、奥から爆発音が聞こえた。
「い…今のは…爆発音!?」
「まさか…!」
「この先から聞こえたわ!行ってみよう!」
部屋の奥にあるシャッターを抉じ開けて次の部屋…メインコンピュータルームに入ると、二人の視界に壊れたコンピュータと、プロメテとパンドラがいた。
それを見たアッシュとグレイはモデルZXへと変身してアッシュがセイバーを、グレイはバスターを構えた。
「コンピュータが…!…あんた達がやったの!?」
振り返ったプロメテはアッシュとグレイのモデルZXの姿に意外そうな表情を見せた。
「ほう、どんな方法を使ったのかは知らないが、モデルZXのロックマンにも勝ったのか。余程手を抜かれていたか、それとも不意を突いたのか…まあいい、その通りだ。計画は最終段階に入った…。もうハッキングの必要はないが…お前達に自分の事を知られるわけにもいかないんでな、奴以外の五人ものロックマンに勝ったお前達に、今更リタイアは許されないのさ」
「何だと…!」
表情が険しくなる二人だが、それに意を介さずにパンドラが口を開いた。
「…あなた達を生かしておいたのは…全て…私達の計画のため…もうすぐ…全てが終わる…滅びの運命が…終わる…全てが…滅ぶ…」
「クックックッ…そうだ…アルバートが始めた…下らんゲームがついに終わるんだ…奴自身の死を以てな!」
プロメテの言葉にアッシュとグレイの目が驚愕で見開かれる。
「アルバートの…死!?何であんた達が…!?」
「
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