第二章
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「それだけな」
「全くだよな」
「じゃあ今からな」
「風呂で疲れ癒すか」
「そうしような」
「それで後で」
風呂の後でというのだ。
「飲もうな」
「お前そっちがお目当てだろ」
「こっちもだよ」
風呂もとだ、大久保は佐々木に笑って返した。
「じゃあ思いきり汗かくか」
「サウナと湯舟でか」
「そうしような」
こうした話をしてだった。
大久保と佐々木は暖簾を潜ってそうして脱衣場で服を脱いでだった。
風呂に入った、そして大久保が言った通りにだった。
サウナで汗をかき水風呂で一旦身体を冷やしてまたサウナに入った、大久保はサウナ室の中で言った。
「これがいいんだよな」
「サウナで思いきり汗かくことがか」
「ああ、最高だよ」
隣にいる佐々木に言う、木の部屋の中で。
「汗かいて身体の悪いもの出るだろ」
「身体にいいっていうのは確かだな」
「それで汗かいてな」
そしてというのだ。
「その後でな」
「酒飲むんだな」
「これがな」
本当にというのだ。
「いいんだよ、後が楽しみだよ」
「お前本当にそっちがお目当てだろ」
佐々木はサウナ室の中でも大久保に言った、二人共今は裸で腰にタオルを巻いただけの開放的な恰好だ。
「やっぱり」
「だから同じ位だよ」
「サウナに入ってか」
「後の酒もな」
これもというのだ。
「同じ位だよ、勿論お湯にも入ろうな」
「お湯な」
「今日ここのお風呂マンゴー湯だろ」
大久保はスーパー銭湯の湯舟の話もした。
「普通のお湯のお風呂もあるけれどな」
「ああ、あのお風呂な」
「薬膳系のお風呂はな」
「そっちも入るつもりだな」
「お前も入るだろ」
大久保は佐々木に顔を向けて問うた。
「マンゴー湯に」
「全部入るに決まってるだろ」
これが佐々木の返答だった。
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