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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
院長と探偵と蒸気機関式要塞戦艦『スチームオブ三笠姫路城』
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張るのであった。
?
そうして葛城財団がいつ来るかわからない中、着々と準備を進めていき早くも5日が過ぎようとしていた。
だが、その日々も今日で終わる。
「…!!」
早朝。
うとうとしていたおっきーがiPadからの甲高いアラームで飛び起きた。
目覚ましではない。
このアラーム音は、周囲の見張りである折り紙達が異変を察知した際に出る警告音だ。
すなわち、
「敵襲ーっ!!四時の方向から葛城財団!全員配置に付けーっ!!」
それと同時に、上から見張っていたアタランテからも敵襲の知らせが入る。
三笠中に響くサイレン。
そう、葛城財団が来たのだ。
「ついに来たな。」
「ええ、始まるんすよ、決戦が。」
指令室にて作戦会議をしていた俺と院長先生は立ち上がり、走り出す。
「それじゃあ院長先生。健闘を祈ります。」
「そっちこそ。この戦いが終わったら飯でもおごるよ。」
そういい、それぞれの持ち場に走り出す。
俺は甲板へ、
院長先生は最深部の動力室へと向かった。
同時刻…。
「準備は万端…のようですね。」
遠くに見える三笠を見て、置鮎はそう呟く。
「置鮎さま、どうしますか?」
「突撃しなさい。三笠にはあの要注意人物の刑部姫と裏切り者がいる。見つけ次第殺し、サーヴァントは生け捕りにしなさい。」
「は!」
代表よりこの作戦の全指揮を任された置鮎は隊員達に指示を出していく。
雇われた傭兵ではあるが、彼は代表から絶大な信頼を寄せられており、またその的確な指揮から隊員達からの信頼も厚かった。
「よし、この辺りでいいでしょう。」
隊員達を三笠に突撃させた彼は、見晴らしの良い場所を見つけるとそこに隊員に持ってこさせた高級そうな椅子とテーブルをセッティングした。
「さて…三笠の産廃共に私のサーヴァントを出す価値があるかどうか、ここで見極めてやろうではありませんか。」
椅子に腰掛け、数名いるお供の隊員がアンティークなデザインのティーカップに紅茶を注ぐ。
「有能な指揮官というのはやたらと前に出るものではない。一歩引き、常に冷静な判断と最良の指揮を出すべき。あなたもそうは思いませんか?セイバー。」
湯気のたつ紅茶を一口飲み、彼は隣にいる騎士にそう語る
「はい、マスターの仰る通りです。」
彼騎士が頷く。
彼こそが置鮎のサーヴァントにして、置鮎が最強と豪語するほどのセイバー。
今はまだ出るときではない。
そのため置鮎はこうして、自分の隣に置いて待機させている。
「まぁ私の指揮は完璧だ。ここでもまた、お前の出る幕はないでしょうがね…ははっ!」
軽く笑い飛ばす。
そうしてサイレンがけたたましく響く三笠を
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