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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
院長と探偵と蒸気機関式要塞戦艦『スチームオブ三笠姫路城』
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なく二人で一人の探偵ってワケなんだな。」
「そっすね。」

そもそも、あいつがいなければ探偵なんてやってないだろうしその前にワイバーンのご飯になっていただろう。
実際、あいつが救ってくれたようなもんだ。

「だから俺は許せないんすよ。葛城財団が。人のかけがえのな相棒を、ただ性欲の為だけに奪うあいつらが。」
「だな。目的を聞いて俺も益々許せなくなったよ。」

三笠にて召喚したサーヴァント一騎一騎だって、院長先生のかけがえのない相棒だ、

「俺にもキャットがいて、アタランテがいて、ジルにバベッジ先生やシェヘラザード、サリエリだっている。その誰もがこの三笠から消えてはならない、一人一人が皆大切なサーヴァントなんだ。」
「…。」

大切なサーヴァントがいるから、守らなきゃいけない場所があるから、
だから院長先生は売られた喧嘩を買った。
その気持ちは痛いほど分かる。
奪われかけたからこそ、この人の気持ちは分かる。

「絶対、勝とう。」
「ええ。」
「かけがえのない相棒達の為にもな。」

三笠から見える海を見ながら、俺は何がなんでもこの依頼は成功させてやると、そう決心した。




「かけがえのない相棒、だそうだ。」
「うん。普段はあんなこと滅多に言わないんだよ、」

そんな俺と院長を、物陰から見ている影が二つ。

「ご主人もああいっている。キャット自身にも負けられぬ意地があるゆえ、葛城財団に意地でも三笠は渡さん。」

おっきーと、院長先生のサーヴァント第一号のタマモキャットだ。

「ところでお主、はたから見るとサボタージュしているようにも見受けられるが何か遺言はあるか?」

手からジャキンと爪を立たせておっきーに近づけるキャット。

「あー違う違う!ちゃんと折り紙が自動操作で周りを見張ってるの!ただ姫は魔力を送ってればいいだけで…!」

慌てて仕事してますという説明をしてなんとか爪をおさめさせた。

「そうか、それは疲れるだろう。お主にもメロンパンをやるとしよう。」
「やった!」

仕事をしているのなら労う必要がある。
そうとでも言いたげにさっき俺らもいただいたメロンパンをあっきーもいただくことにした。

「おいしい…もう一個下さい!!」
「残念ながら一人一個までなのダ。それと食べ過ぎはよくない。水着(アーチャー)になれなくなっても知らぬゾ?」
「ぐ…。」

水着にはもう二度となりたくはないが仕方がない。
一つで我慢することにした。

「でもまーちゃん頑張ってね。夢まであともうちょっとなんだから!!」

働きたくはない。
でも、夢が叶うまであともう少しなのだ。
ここが踏ん張りどころ。
そう思い、出ないやる気を無理矢理出しておっきーは見張りを頑
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