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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
院長と探偵と蒸気機関式要塞戦艦『スチームオブ三笠姫路城』
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」と言われスチームパンクの良さを語られた。
途中ジルに注意されてなけりゃあの人多分延々と語ってたからな。
「…。」
甲板の上でiPadをいじりながら周囲の状況を確認する。
おっきーの折り紙からリアルタイムで周囲の状況が送られてくるが、特に異常はないようだ。
で、
「あの…。」
三笠のサーヴァントではない者が、一騎いる。
「なんだよ。」
「何かお役に立てることがあれば…その…。」
そう、あの時無理矢理あいつのサーヴァントにされていたパリスだ。
紆余曲折あり、とりあえずはここであずかってもらうことになったのだ。
「お前、子供達と避難してろっつったけど?」
「で、でも僕だってサーヴァントです!折角助けてくれたのに…なにもしないのはよくないかな…と。」
お前は横浜に子供達を避難させる際の護衛を任せたじゃねーか。
と言いたいがここはパリスくんの意見を尊重しよう。
「アーチャークラスだったか?」
「は、はい!」
「じゃあ目はいいな。アタランテさんと一緒に周囲を見張ってろ。たかが見張りでも一人より二人いた方がマシだろ?」
「あ、ありがとうございます!僕、頑張ります!!」
そういい、パリスくんは去っていく。
「んじゃアタランテさんも引き続き周囲の警戒、お願いしまーす。」
「ふっ…口は悪いが指揮の才能はあるな。益々あの男ソックリだ。」
「イアソンと同じにすんのマジでやめてもらえます?」
たびたび言われんだよなホント。
そう言ったアタランテオルタも現場へと戻る。
バベッジさんも指令室に戻らせ、魔術工房にて色々対策を練っている子安さんに状況はどうか聞き、発明したモノの用途と説明を聞く。
やることはたくさんある。出さなきゃいけない指示もたくさんある。
乗組員やサーヴァントには分からなければまず人に聞け、と言ったらなんでもかんでも俺に聞くようになった。
あーやべ。今ならバビロニアのキャスギルの気持ちめっちゃ分かるわ。
今いるサーヴァントに指示を出し、乗組員には想定しうる状況に対応した作戦を解説していく。
死にたくないから子供達と避難しますとほざきやがったシェヘラザードさんには乗組員全員で励ましまくり、
マスターがいないからとワガママ言いまくるアナスタシアをなんとか言うこと聞かせ、
クソ勝手気ままなシトナイには半分キレかけながらもお願いだから大人しくしてろと言い、
ともかく大変なのだ。
「おつかれ、探偵さん。」
さて、そうやってサーヴァント達の対処に追われていると院長先生がやって来た。
「少しは休んだらどうだ?朝から働き詰めだろう?」
「いや、夜からっすね。」
「ハッキリ言うな。」
そんなわけで休憩をとる。
しかしいつ奴等が来るかわからん
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