第六十五話 モデルVの回収
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ロックマン・モデルAに戻ってレーザーを向けると、レーザーサイトを出してエールをロックし、ホーミングショットを発射する。
「(速い!)」
弾速の速さに目を見張るが、エールはセイバーでホーミングショットを両断して次の攻撃に備えた。
「なら、これでどう!?」
次々にエールの知らないフォルスロイドに変身して攻撃を繰り出していく。
しかしエールもまた歴戦のロックマン。
例え知らないフォルスロイドの攻撃であろうとも難なく捌いて見せた。
「……無駄撃ちは止めなさい。先にガス欠を起こすのは君の方よ」
ディアバーンの炎の矢をセイバーで弾きながらエールはアッシュに告げる。
「涼しい顔して…!頭に来るわね…!」
どんな攻撃を繰り出そうが、容易く攻撃を捌いていくエールにアッシュは圧倒的なまでの経験の差を感じた。
そしてエネルギーが底を尽き、特殊・チャージ攻撃が使えなくなってしまい、エールはセイバーを構えてアッシュに突撃した。
「悪いけど、気絶してもらうわ」
「っ!!」
「アッシュ!!」
セイバーの光刃がアッシュに迫り、アッシュは思わず目を閉じたが、いつまで経っても痛みは感じなかった。
目を開けると、紫色のセイバーの光刃がエールのセイバーを受け止めていたのだ。
「ギリギリ間に合った…!」
「「「ヴァン!?……え?」」」
エールとアッシュ達がいきなりのヴァンの乱入に驚き、そして三人が同時にヴァンの名前を叫んだことに三人は更に驚くことになる。
「あー、取り敢えず三人共、落ち着いてくれ」
「落ち着けるわけないでしょ!!」
久しぶりの幼なじみの登場にエールは今までの鬱憤を晴らすかのように爆発した。
「勝手にいなくなったかと思えば旅に出てるし、プレリーへの通信が最近滞ってるし!一体どこで遊んでたのよあんたはぁっ!あの子達と一緒にいるの!?この忙しい時に一体今まで何してたのよぉっ!?」
武器を手放してヴァンに掴みかかり、頬を思い切り引っ張るエールにアッシュとグレイとモデルAは引く。
「あー、分かった分かった。分かったから頬を引っ張らないでくれ。痛い痛い」
「…な、なあ…知り合い…か?」
混乱しているアッシュとグレイに代わってモデルAが尋ねる。
「ああ、こいつはエール。四年前の戦いで一緒に戦ったロックマンで俺の幼なじみだ。」
ヴァンがエールとの関係を伝えると、アッシュは目を見開いて驚愕する。
「幼なじみーっ!?……ヴァンにも幼なじみっているんだ。そして幼い時代もあったんだ。意外」
「…どういう意味だ?お前は俺を何だと思ってるんだ?」
アッシュの失礼な言葉に表情を顰めるヴァン。
“幼なじみ”の意味が分
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