第六十五話 モデルVの回収
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チを繰り出す。
「くっ!」
何とか耐え抜いて、逆にチャージセイバーをグレイに叩き込んで吹き飛ばし、そしてアッシュにチャージバスターを当てる。
「っ!こいつ、強いわ…」
一つの武器で即座に遠近に対応出来るためかほとんど攻撃に隙がない。
「えいっ!!」
「よっと!」
ジャンプでエールのショットをかわしていくが、弾幕が激しくなり、アッシュの表情が険しくなる。
「(男の子のグレイって子の方よりもこの子の方が強いわね、多分戦闘の経験がアッシュって子の方が多いんだわ)」
「避けきれないわね…曼荼羅手裏剣!!」
即座にモデルPに変身して曼荼羅手裏剣による手裏剣のバリアを展開する。
「その技は…」
自分がモデルPを使っていた時には使えなかった技だ。
先程のモデルHとモデルL、モデルF、モデルPに変身した時も自分が使っていた時とは攻撃性能に差があるので、自分の知識を当てにしない方が良いと判断する。
「アッシュ、大丈夫か?」
「ええ、でもこいつ…他のロックマンの力を使ってようやく戦えるくらいに強いわ…そして全然本気を出してない」
アッシュの勘だが、恐らく当たっているだろう。
こちらが息を切らしてるのに対して向こうはまだ余裕がある。
「行くわよ!」
セイバーを構えて突撃するエールに対してグレイはモデルHに変身して迎え撃つ。
「下がるんだアッシュ!」
グレイが前に出てエールのセイバーを何とか受け流していく。
まともにやり合えば力負けするからだ。
アッシュはモデルFに変身し、ナックルバスターを構えてショットを連射する。
「っ!」
放たれたショットの軌道が変化し、エールは一旦攻撃を中断して距離を取ると、かわしきれない物はセイバーで両断する。
「今だ!」
エアダッシュで距離を詰めてセイバーを振るうグレイだが、エールはグレイの腕を掴んで防ぎ、そしてセイバーを横薙ぎする。
「残念」
「グレイ!」
胸に深い傷を負ったグレイが倒れる。
「確かに中々のコンビネーションだけど、まだまだ無駄が多いわね。君達よりももっと厄介なコンビネーションをする連中と戦ったことがあるしね」
脳裏に過ぎるのはプロメテとパンドラ。
あの二人の連携と比べればアッシュとグレイの連携は対処しやすい。
「(まずいわね…このままじゃ…)」
「早くこの場から去りなさい。もう二度とモデルVには近寄らないことね。これは君達のような子供が触れていいものじゃないわ」
エールの子供扱いするような言い方にアッシュはカチンと来た。
「あーら、ちょっと年上で強いからって上から目線?偉そうに…生憎アタシはね…負けられないのよ!」
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