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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
いかにしてあたしは、どう生きるか。
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こは気に入った?」
「ええまぁ、そういえばそれは?」
田所先輩の手にグシャグシャになったビラみたいなものが握られていることに気付く。
「あーこれ?宗教勧誘。さっき来てホントしつこくってさぁ。あん時ロボが痺れを切らして来なきゃ多分あいつら日が暮れてもいたよ…。」
「宗教勧誘…ちょっと見せてもらっていいですか?」
宗教…か。
歴史においても宗教というのは重要な役割を持つことが多い。
苦しい生活に希望を見出だせる唯一の光になれるのだから。
それに今はこんな世界だ。
そういったものにすがらないとやっていけない気持ちも分からなくはない。
特に、サーヴァントを持たない普通の人間なら尚更だ。
「人間…同盟?」
ぐしゃぐしゃにされたビラを広げ直してみると、そこには人間同盟と書かれていた。
おそらくそれが宗教の名前なのだろう。
「皆さん…とてもいい笑顔をしてますね。」
「うん…なんかその分怖いけど。」
ビラの一面には白い建物をバックに、老若男女様々な人が手を繋いで横一列になって眩しい笑顔をしている。
そして下の方には活動内容やこの宗教が出来たワケなど、長々と書かれているのだが
「…!?」
「葵様?」
目がいったのはそこじゃない。
一面の写真だ。
手を繋いでる人達の中、その中には見覚えのある人物がいた。
「どしたのみなもっち。鳩がバズーカ食らったような顔してんね。」
「…母さん、父さんがいる…!」
「え?」
見間違えるはずがない。
そこに映っている人達の中には、あたしの両親がいたのだ。
連絡もとれず、逆に携帯にも何も来なかったので死んでしまったのかもしれないと思っていた。
だが生きてる。
この宗教の人たちにまじり、笑顔を浮かべている男女二人。
間違いなく、その二人は父親と母親だったのだ。
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