暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第3章:マイラ・ガライヤ編
2:頭痛で頭が痛く、腹痛で腹が痛い
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
頭を温泉に沈めた。
「
如何
(
どう
)
だ、沢山飲んで治ったかい?」
「がばぁ! く、苦ひい!」
「そうかぁ……まだ治らないかぁ……じゃぁもう一回(笑)」
「ちょ、待っ……ごぼぼばぼばばぁ」
「さぁ……腹痛は治ったかい?」
「がはっ……ごほっ、ごほっ!! ご、ごめんなさい……腹痛いの嘘です!!」
当たり前だ馬鹿者!
「じゃぁ一緒にモンスターを倒すぞ」
「え!?」
温泉水をたらふく飲んだ筋肉野郎は、それでも戦う事に恐怖を見せる。
「じ、実は……痛いのは腹じゃなくて頭だった。頭痛で頭が痛くて割れそうだ!」
「……………」
俺は満面の笑みを浮かべ奴の頭を再度鷲掴む。
「そっかぁ……頭が割れそうかぁ。温泉は万病に効くし、直接浸せば直ぐ治るよ。足湯ならぬ頭湯だ!!」
「ちょっと待ってゴメnがばごぼぼぼぼぼぼ!!!!」
筋肉野郎の溺れる声が盛大すぎて、モンスターが温泉周りにまで侵入してきてた。
俺は
コイツ
(
筋肉野郎
)
の相手で忙しいので、モンスター等には順番待ちをして貰いたいのだが、そんな行儀良く待つ訳も無く、手の放せない俺に襲いかかってくる。
まぁモンスターと言ってもブラウニーが数匹だったから、手早く殲滅できるけどね。
とは言え、筋肉野郎に頭湯を堪能させる手は離れてしまった。
リュカSIDE END
(マイラ地方)
ガロンSIDE
こ、コイツはサイコパスか!
ちょっと嘘吐いただけで、笑顔で水責め(お湯責め?)してきやがった。
まさかモンスターに助けられるとは思わなかった。
「おい、頭痛も腹痛も治ったか?」
「ご、拷問しといて『治った?』とか聞いてんじゃねぇ!」
「何だ……まだ治ってないのか、やれやれ」
「な、治ったよ! っていうか頭痛も腹痛も嘘だよ! 解ってんだろ!」
やっぱりコイツはサイコパスだ!
ちょっと反論しただけでも笑顔でまた拷問を再開させようと近付いてきやがる。
距離を置いた方が良いだろう。
「う〜ん……ここは以前から敵に認知されてたのかな? こんなにも早く襲撃されるとは思わなかった。主要施設を造ってから外壁を……って思ってたけど、先に外壁だなぁ」
温泉以外ほぼ何も無い俺等のアジトを見回して、このサイコパスは独り言ちる。
「だから勝手に俺等のアジトを私物化するんじゃねーよ!」
「……なんだ、まだ温泉水飲み足りないのか?」
ひぃぃぃ!! また笑顔で近付いてくるぅぅぅ!!
「ち、ち、違ーよ……ア、ア、アネゴが許さねぇって言ってんだよ!!」
「アネゴ!?」
俺は温泉とコイツから距離をとって勝手を許さない旨を伝える。
「おい筋肉だるま。“アネゴ”って何だ!?」
「筋肉だるまじゃねー! 俺の名前はガロンだ」
そ、そう言え
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ