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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第3章:マイラ・ガライヤ編
2:頭痛で頭が痛く、腹痛で腹が痛い
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(マイラ地方)
ガロンSIDE

何なんだよこの男は!?
突然俺の事を殴り、デカい独り言を言ったと思ったら、急に不機嫌そうに黙って温泉に浸かり始めたぞ!
兎も角……一旦落ち着いたみたいだし、もう一度話しかけるか。

「お、おい……お前何なんだよ? 俺達のアジトを如何したんだよ!?」
「あ゛ぁ? お前等のアジトぉ?? 誰も居なかったから、温泉を復活させたんだよ! 俺の勝手だろ、お前居なかったんだから!」

「居るとか居ねぇとか関係ねーだろ! ここは俺達のアジトなんだ、勝手に私物化してんじゃねーよ!」
「……………」
ちょっと殴られるかと思ったけど、俺の言葉に何かを考え始めたぞ。

「嫌か? 外部から現れた者に、自分らの領地を勝手に手を付けられるのは?」
当たり前(あたりめー)だろ! ここは俺達が竜王軍からずっと守り続けてきたアジトなんだからな!」
俺の言葉を聞き、深く何かを考えると温泉から立ち上がり俺の方へと近付いてくる。細身だが(すげ)ー筋肉だ!

「そうか嫌か……じゃぁアレフガルドも……」
細マッチョ野郎は何かをブツブツ言いながら服を着直した。
「よし決めた。この地はもうお前等のアジトじゃ無い。ここは俺が管理する土地……マイラを復活させる!」

「何勝手な事言ってんだ!」
「うるせぇ! マイラの復興にお前も手を貸せ! 元々ここに住んでいたみたいだから、お前もマイラの住民になる事を許可してやる」

「お前何様だ!?」
「俺はリュカ。このアレフガルド全土を復興させるイケメンビルダー!」
何がビルダーだ! 服を着たら全然筋肉が目立たないくせにボディービルダーを名乗るのは烏滸がましいぞ!

「おい、早速仕事だ。お前のその筋肉を遺憾なく発揮できそうだぞ」
「は?」
リュカと名乗るこの男が周囲を見渡して仕事だと言う。何事かと思い俺も周囲を見渡すと……

ガロンSIDE END



(マイラ地方)
リュカSIDE

俺がルビスへの復讐計画を練っていると、復興が始まったばかりのマイラに敵が襲来。
まぁ今回は戦闘だけは得意そうな脳筋野郎が居る訳だし、拠点襲撃の戦闘は全て任せよう。
そう思って脳筋野郎に視線を戻すと……ガクブル震えてやがる。

「おい如何した……その筋肉は飾りか?」
「か、飾りなんかじゃねーよ。た、ただ……きゅ、急に腹が痛くなって!! イテテテテテ……こ、これじゃぁ戦えな〜い!」

「あ゛?」
「イテテテテ……腹痛が痛い!! 戦いたいけど腹痛が痛い!!」
この野郎……

「そうかぁ……それは大変だなぁ。そう言えば温泉って飲んでも身体に良いって言われてる。さぁ沢山飲むんだ!!!!」
「がぼばばばぼば!!!!!!」
俺は奴の後頭部を鷲掴むと、そのまま
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