第六十四話 久しぶりの再会
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所はガーディアンベースに戻り、ヴァンはプレリーにアッシュ達から聞いたことを全て伝えた。
「何てことなの…連合政府・レギオンズの三賢人の一人であるマスター・アルバートがモデルVをラグナロクの破片から作っていたなんて……でも、同時に納得したわ…三賢人はあの戦いからの存在で、彼はかつての理想郷…ネオ・アルカディアでも並ぶ者のいない科学者だったわ…それこそお姉ちゃん以上の…ね…」
「会ったことがあるのか?」
プレリーの口振りからして、プレリーは自分の知らないアルバートのことを知っているかのようだ。
「まだ数百年前に…レギオンズが結成される前に…ね…お姉ちゃんと彼が話していたのを遠目で何度か見たくらい…でも、お姉ちゃんが提案したレプリロイドと人間の差を縮めるための案を彼と話していたのは覚えているわ」
「…………ひょっとしたらプレリーの姉さんがその案を出してきた時からアルバートの計画は始まっていたのかもな」
「………お姉ちゃんは、そんな計画のために提案したんじゃないのに…!」
いつか“お兄ちゃん”が帰ってきた時のために、レプリロイドと人間が平等に、手を取り合えるように“お姉ちゃん”は考えに考え抜いた案だと言うのに、それを私欲のために利用したアルバートに唇を噛み締める。
「…それでな、ちょっとした縁で知り合ったんだけど…あいつらエールのことを知らないだろ?だから事前にエールに会ってあいつらのことを教えようと思ってたんだけど…通信は?」
「モデルVの影響なのかエールと通信が繋がらないわ」
「嫌な予感しかしない…採石場に行ってくるよ……」
エールとアッシュ達の性格を考えると早とちりからの戦闘も充分あり得るからだ。
そして、その予感は当たっていたことになるのであった。
「気を付けてね、ヴァン」
「ああ、行ってくる」
ブリッジを後にするヴァンの背中を見つめながらプレリーは無事に帰ってくることを願ったのであった。
「よう!ヴァン!!」
「っ!お前はもしかしてシュウか?」
大分背丈が伸びて雰囲気が変わったものの、間違いなく悪友のシュウである。
「久しぶりだなぁ!俺、ガーディアンになったんだぜ!」
「ガーディアンに……サボってないだろうな?」
「サボってねえよ!俺はいつだって真面目に仕事してるぜ!」
「どの口がそれを言うんだ」
ジルウェ・エクスプレスに所属していた時に何度もサボってジルウェを困らせていた問題児が何を言うのか。
「シュウ!そこにいたのか!?いい加減レポートを提出しろ!」
「あ、ちょっと待ってジルウェさん!今ヴァンと…」
「それよりも提出期限を守れ!あ、ヴァン。久しぶりだな」
「ああ、久しぶり先輩…シュウは相変わら
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