暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第六十四話 久しぶりの再会
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くれたので、それに感謝しながらヴァンはベース内に入っていった。

司令室のブリッジに入ると、メンバーから通信が入っていたのかこちらを顔を見て安堵するプレリーの姿があった。

「…ヴァン……」

「久しぶりだな…昔より小さくなった気がする」

「…違うわ、あなたが大きくなったのよ」

ヴァンの呟きにプレリーは微笑みながら言う。

旅に出た時のヴァンは十五歳であり、あれから四年も経っているのだからヴァンの背が伸びるのは当然である。

「そっか……何か不思議な気分だな」

ガーディアンベースにいた時はほとんどなかった身長差が今ではそれなりに差があり、ヴァンの声も少年特有の高い声から変声期を終えたことで低い男性の声になっている。

通信で徐々に高かった声が低くなっていくことにプレリーは気付いていたが、こうやって向かい合うとヴァンが少年から青年になったのだと改めて認識した。

「モデルVの反応を察知してここに来たんだよな?」

「ええ、最近イレギュラーが大量発生してモデルVの破壊する前に既に無くなっていることが多いんだけど」

「そうか、エールは?エールがいるのなら大事な話があるんだけど…部屋か?」

「エールなら、モデルVの反応があった採石場に一足先にトランスサーバーで向かったわよ」

それを聞いたヴァンはエールの部屋に向かおうとしていたのだが、それを聞いて足を止めた。

「本当か?」

「え、ええ…エールに何か用でもあったの?」

どことなく寂しそうな表情を浮かべるプレリーだが、あまりのタイミングの悪さにヴァンは溜め息を吐いた。

「あいつら、鉢合わせして戦ってないだろうな…」

「え?」

首を傾げるプレリーだが、ヴァンに説明されて納得することとなった。

一方、採石場に到着したアッシュとグレイはロックマン・モデルAに変身して中に入ると、斬り刻まれ、高エネルギーの弾丸に貫かれた大型のメカニロイドの残骸を目撃した。

「ここまで派手にやるなんて、相当なやり手だな。やっぱロックマンか?けど…アルバートの仲間ならイレギュラーを倒す必要はないよな…」

アッシュはメカニロイドのボディに刻まれている傷を見た。

「これはセイバーとバスターによる傷ね…まるでモデルOみたい…まあ、誰が出てきても同じ。敵なら戦うまでだわ、先に進めば分かる事よ」

強力なセイバーとバスターによる攻撃はまるでモデルOを彷彿とさせるが、今はメカニロイドを倒した存在を気にかけている場合ではない。

「これをやった奴もモデルVを狙ってるのかもしれない、先を急ごう」

二人は採石場の中を進んでいく。

幸いにも先客が粗方イレギュラーを倒してくれていたので、難なく進むことが出来た。

そして場
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