第六十四話 久しぶりの再会
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一度ハンターキャンプに戻ったアッシュ達だが、休もうとした時にトーマスからの通信が入った。
『トーマスだ。アルバートめ、各地に残したモデルVを集めているようだな。実は先ほど、ハンターキャンプの採石場から、モデルVの反応が確認されたそうだ。イレギュラーはハンター達が食い止めているが、道が険しく奥へは進めないでいるらしい。そこで、君達には採石場の奥へと向かって、モデルVを回収してもらいたい。情報では、謎の大型飛行艇が採石場へ接近しているそうだ。既にアルバート達に感づかれたのかもしれん。気をつけてくれ』
「……大型飛行艇…そいつは一体どんな船なんだ?色は?形状は?」
『…?全体的な色合いは白と薄紅色で、女性の像が見えたとのことだが』
「なるほどな…アッシュ、グレイ、飛行艇のことは俺に任せて君達はモデルVを頼んだ」
「一人で大丈夫なのか?」
飛行艇と言うことはかなりの数のイレギュラーがいるかもしれないと言うのに。
「ああ、心配いらないさ……ただ少し説教は覚悟しないといけないかな…」
「「説教?」」
「いや、何でもない…とにかくそっちは任せた」
ヴァンは即座に飛行艇が着地出来そうな場所に向かう。
トーマスから聞いた飛行艇の特徴を聞いて、接近中の飛行艇とは間違いなく四年前に自分も乗っていたガーディアンベースのことだろう。
ここ最近イレギュラーの大量発生で彼女への通信が滞っていたため、説教は覚悟しなければならないだろう。
「行っちゃった…」
「そんなに飛行艇のことが気になるのかしら?」
「まあー、俺達は採石場に行こうぜ。そこにあるモデルVがイレギュラーに奪われる前にな!」
「よーし、早速採石場に向かうわよ!!」
採石場に繋がるエリアに向かうアッシュとグレイ。
そして飛行艇が着地出来そうな場所に到着したヴァンは予想が見事に的中したことで溜め息を吐いた。
ガーディアンベースが着地し、ハッチが開いた。
そこから懐かしいガーディアンのメンバーの面々が警備として出てきた。
「久しぶりだな…俺のこと…覚えてるかな…?まあ、こんな体の奴を忘れるとは思えないけど…」
「誰だ!?」
ヴァンに気付いたメンバーの一人がバスターを向けてきた。
懐かしさに笑みを浮かべながら姿を見せると、それぞれの面々が目を見開いた。
「君は…ヴァンか!?」
「…久しぶりだな、プレリーと話がしたいんだ。中に入れてくれないか?」
「久しぶり…じゃないだろう!この四年の間、一度も戻ってこないで、おまけに最近は通信も…プレリー様がどれだけ寂しがっていたことか…」
「ああ、分かってる。だからそれも含めて話したいことがあるんだ。入れてくれ」
渋々道を開けて
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