第五十九話 先輩と神戸でその五
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髪の毛も相変わらずお奇麗でお顔もです、そのままでもとてもお奇麗なのにメイクまでされていてです。
私も息を飲んで先輩に挨拶の後で尋ねました。
「あの、何か」
「どうしたの?」
「先輩凄くお奇麗ですけれど」
「お世辞はいいわよ」
「お世辞じゃないです」
私は心から言いました。
「女優さんみたいですよ」
「そんなに奇麗?」
「はい、男の人から声かけられないですか?」
「かけられないわよ」
先輩は私ににこりと渡らって答え江くれました。
「そんな」
「そうですか?」
「ええ、そう言うちっちも」
私にも言ってきました。
「奇麗になったわよ」
「私もですか?」
「そうよ、高校を卒業して」
そうしてというのです。
「大人になった感じがするわ」
「そうなんですね」
「このまま大人になったら」
年齢的にというのです、おみちでは心が成長することは成人するといってそうしてそのことをいいこととしています。
「きっと凄い美人になるわよ」
「美人にですか、私が」
「絶対にね、だからね」
それでというのです。
「ちっちはそこからももてるわよ」
「もてます?私が」
「もういい子がいるあの子と」
「いい子って」
そう言われてもでした。
「いませんよ」
「ちっちはそう言うのね、けれどよ」
先輩は私に優しい笑顔で言ってくれました、本当に優しい笑顔でした。
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