暁 〜小説投稿サイト〜
テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三十三話
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
癒やす相手にふさわ――「五月蝿い」――ぬ…?」
いまだに叫ぶ相手に、私は言う。
アイツのせいで、アイツのせいで……アイツのせいで……っ!!
「……お前のせいで衛司は…衛司は衛司は衛司は衛司は衛司はぁぁぁっ!!」
高ぶる感情。…私は此処まで感情的になった事はあるだろうか?
いや、ないだろう。
どうしてこうなったの?
私は分からない。
ただ目の前で衛司が…見たくない姿をしているから。
だから、だからだからだからだからだからだからだから―――
「―――コロス」
冷えた声。その声と共に、私の体の周りに無数の様々な色の輪が現れる。
限界突破《オーバーリミッツ》。
私の体が、私の心が、強くなった気がした。
「――斬――」
一言。私はそう言うと跳び、アイツの体を一閃する。
「――ぬぅぐっ!?」
「――斬――」
手にした短刀に血液が見える。
アイツがひるむのが見える。
だけど、私の攻撃は止まらない。
「――斬――斬、斬、斬、斬、斬斬斬斬斬斬斬斬斬っ!!」
斬る、斬る、斬る、斬る、斬り続ける。
止まらない、止められない。
傷だらけになるアイツの姿。
そして私は……
「――終斬――」
倒れ掛けるアイツの腹部を通り過がりに一閃。
後方から倒れる音が聞こえた。
…殺してはいない。
思ってしまったけど、きっと衛司に怒られてしまうから。
だから、だから……
「――…起きてよぉ…衛司……」
私は気絶したままの彼に…そう言葉を出すことしか出来なかった――。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ