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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三十三話
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膜によって木刀への負担が少し軽くなる。
――防ぐ、防ぐ、防ぎきる!
木刀から腕から、全身へと衝撃が走る。
「ぅ…っ…頑張って…みせるさ…っ!!」
――防ぐ、防ぐ、防ぎ続ける。
そして……砲撃が、止んだ。
「――…やった…防ぎきっ――」
そう、安心した瞬間であった。
一瞬の気の緩み、前方を見直した刹那――強力な衝撃が、僕の体を襲った。
「――え……」
何かを確認しようとした瞬間、衝撃によって飛ばされる筈の体が、首に痛みを感じたと同時に跳ばずに宙へと浮く。
そして、分かった…。
先程の衝撃の正体はバルバトスの体当たり、そして首の痛み、宙に浮く身体の正体は……バルバトスに首を掴まれ、浮き上がらされていた。
「ごふっ…ごふっ……が…は…っ…」
正体が分かった瞬間、身体を強烈な痛みが襲いだす。
痛い、痛い、痛い…これは…多分…軽く骨が逝ってしまっただろう。苦しむ僕を、掴まえた張本人であるバルバトスは…不気味に笑みを浮かべている。
「くっくっ…中々面白い小僧だ。育てれば十分、俺の渇きを癒してくれそうだ」
「がっ…ぐ…はな、せぇ…っ!」
「衛司…っ!」
目の前で不気味に笑いながら言葉を出すバルバトスに、そう声を出すも、身体の痛みによって抵抗する力が出ない。
ヴォルトを出そうと思ったけど、今の状態で出したらヴォルトが危険である。
後方からエリーゼの声が聞こえるが、其方見ることも出来ない。
「だが…残念だ。貴様はここで……骸になれ」
「ぅっ……ぐぅ……ぁ…」
薄れだす視界、そんな中ゆっくりと振り上げられる斧と、バルバトスの不気味な笑み。
殺される。そう思った瞬間に脳裏をよぎる…元の世界での交通事故。
死という恐怖が僕を襲う。
そして、振り上げられた斧はゆっくりと僕へと―――
「――……衛司を…離せえぇえぇぇぇっ!!」
――振り下ろされる直前、メリアのそんな声が聞こえ…僕の意識は無くなった。
―――――――――――――
――衛司が危ない衛司が危ない衛司が危ない衛司が危ない……。
そう思った瞬間、私の反応は早かった。
「――……衛司を…離せえぇえぇぇぇっ!!」
「――ぬぅっ!?」
一瞬。まさにその内に……私はアイツの腹部を斬り、手から落ちた衛司を受け止めた。
――意識がない。気絶だろう。死んでるなんて認めない…認めない認めない認めない認めない。
「く、くは、くははははっ!面白い、面白いぞ小娘っ!!」
――五月蝿い。
「はははははっ!貴様こそ、俺の渇きを
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