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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga6-E遭遇〜T.C. 2〜
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付けた。その様子に私は「自分がボコられる様はあんまり気持ちのいいものじゃないね」と嘆息。
「あー、そうらしいね。というか、自分がトラウマっていうのが笑る」
「うっせ」
クラリスにそう言い返しているところで、「これで解かったか? 貴様らの魔法など我には通じんぞ」と、本来なら氷漬けになっているはずの敵は服に付いた雪を払う仕草をしながらそう言った。
「やっぱり魔術か」
「しかもデバイスも何か細工してあるね」
「魔力付加してない中でルミナのスキルを受けて破壊されなかった。つまり・・・」
「「「神器」」」
魔術と同時代に活躍していた魔術師用の武装や道具の総称らしい。かつてリンドヴルムというロストロギア専門の蒐集組織との戦いで、そのヤバさは嫌と言うほど理解している。それと同時に、私はこの中で最も役立たずであることも理解した。私のスキルは魔術効果を打ち破れないし、神器にも一切効果がない。
「ルミナは下がって」
「ここからは私とセレスで戦う」
私の前に躍り出る2人の背中が大きく見えて頼もしく感じる反面、胸の内にはやっぱり悔しさもあって・・・。
「貴様ら、特騎隊であろう? 確か魔術も扱えるという。本来であれば局員や騎士団、民間人に危害を加えるような真似はするなと厳命されておるが、ある条件下であれば戦闘も止む無しとも言われておる」
――ド■■ムブ■■ガ■――
2mほどの魔力剣が敵の頭上に十数本と展開された。そして敵は「目当ての物を奪う際、自分の身に逮捕の危機が迫った時には逃亡のために反撃してもよいと、な!」そう言って杖を振るうと同時に射出された。射線を見る限り当てるつもりはないらしく、ソレらは私たちの前方に横一線に着弾して壁となった。
「しばらく大人しくしておれ。変に痛い目に遭いたくなければな」
「「昇華!!」」
敵の自信満々な言葉に反発するかのようにセレスとクラリスがリンカーコアに神秘を乗せて魔術師化した。まずクラリスが“シュトルムシュタール”の全体に魔力を付加する「フェアシュテルケン・ガンツ」を発動してからの薙ぎ払いで、魔力剣を薙ぎ払った。
「
洗練されし氷牙
(
レフィナド・ランサ
)
!」
そこにセレスが氷の槍18本の斉射。だけど魔術である所為で非殺傷効果は発揮できないから、直撃だけは避けてある。ただ、着弾からの冷気炸裂による凍結捕縛は死ににくいはず。セレスもそれを解かっているからこそ、敵を囲うように着弾させようとした。
「大人しく受けるとでも思うか?」
――■■ディ■■レイ■――
敵もまた18本の魔力剣を展開、即射出。空中で氷槍と魔力剣がガツンガツン!と衝突して、お互いを撃ち落としていく中、クラリスが“シュトルムシュタール”を振りかぶった状態で突
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