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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Cはご主人の味方だワン/策士になる探偵
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「あいつらには大事なモンを取られかけたことがありましてね。人のモノを取ったらどうなるか、痛い目見せてやりたいだけっすよ。」
「…。」
「ふむふむ。そこな引きこもり、随分と大切にされているようなのだナ。」
院長先生は納得したような顔をし、タマモキャットはうんうん
と頷きながらおっきーを見て言った。
「私怨…か。」
「なんだよおっきー。」
意味深げに呟くので思わずどうかしたのかと聞く。
「ううん。まーちゃんらしいなって。」
「当たり前だ。俺はいつでも"俺"だっての。」
「良かった。いつも通りのまーちゃんだ…。」
「なんかいった?」
「ううん。なーんにも?」
そして俺達は立ち上がる。
さて、まずはこの艦のことをよく知らなければならない。
それとここに住んでいるサーヴァントのことも熟知しておかなければ。
この戦いに勝つため、いや、葛城財団に精一杯の嫌がらせをするために今から俺は策士になる。
今に見てろよ。
横須賀に二度と踏み入れられなくしてやるからな。
?
数日前のことである。
「で、契約を破棄されたと?」
「はい!そうなんです!急に豹変したかと思えばいきなり殴りかかってきて…!!」
葛城財団本部最上階。
ただっ広いその部屋は大きなデスクと高級そうな椅子があるのみで、他には何もない。
代表、葛城 恋はそこにふんぞり返り、満身創痍である財団職員の話を聞いていた。
彼はついさっき、三笠を訪れ例の契約書を渡した張本人である。
完璧に被害者面をしているが、どう考えても悪いのは財団側だ。
「なるほど、つまり三笠の奴らはマンコ共を渡す意思はこれっぽっちもねぇ、と。」
「はい!彼らは完全に私達葛城財団を敵に回しました!奴らは…私達に喧嘩を売ったのです!!!」
「ほう…。」
代表がデスクの上にある端末機器に触れ、どこかへと繋ぐ。
『いかがされました?代表。』
「実働部隊を呼び戻せ、武蔵の追跡を中止したのち、三笠の孤児院を落とす。」
『かしこまりました。』
通話が切れる。
代表の眼鏡の奥にある目がにんまりと歪んだ。
「三笠の奴等に思い知らせてやろうか。俺様率いる財団に喧嘩を売ったらどうなるかを。」
「はっ!さすがは我らの代表恋様!!あなたの野望のため、私も全力で協力いたします!!」
代表、葛城 恋はこの瞬間をもって三笠を攻め落とし、強制的に自分のモノにすることを宣言した。
代表がその気になり、院長にボコボコにされた恨みを持つその職員も思わず代表の太鼓を持ち始める。
だが
「何言ってんだ?お前。」
ずるり、
何かが滑り落ちたような音が聞こえる。
「え…?」
「契約を破棄された挙げ句、おめおめ
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