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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
Cはご主人の味方だワン/策士になる探偵
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レが話を始める。
キャスターの方じゃない、セイバーの方のまだ大人しいヤツね。
「葛城財団というのは…ご存じですね?」
「もちろん。他の依頼でも散々ぶつかりましたから。」
「私も元職員だし。」
「話が早くて助かります。早速本題に入りましょうか。」
そうすると院長先生がソファーの前にあるテーブルに、一枚の紙を置いた。
「契約書…?」
「そうだ。この三笠を支援する代わりに、サーヴァント達をこちらに譲渡して欲しいという契約書だよ。」
渡されたのは何の変哲もない契約書。
いや、何の変哲もあるな。だってくしゃくしゃになってる辺りきっと一回捨ててるもん。
「やつらにしては…至極真っ当なこと書いてありますね。」
とりあえずその契約書に目を通してみると…
サーヴァントを譲渡する見返りとしては、資金援助や介助スタッフの派遣。さらには食料などの支援物資を送るなどそういったことが書かれている。
「そう思うだろう。だがこれを見て欲しい。」
そういうと談話室のスクリーンが降り、電気が消えるとあるものが映し出された。
この紙、契約書だ。
「ここ、あるだろ。」
院長が指差したのは何かの線。
いや、線じゃない。何か文字が並んでいるが、小さすぎて線のように見えてるだけだ、
「ジル、拡大してくれ。」
「かしこまりました。」
映写機のようなものをいじり、その小さな文字が拡大される。
その内容とは
「なにこれ…!?」
「こ、こんなの詐欺じゃねーかよ!?」
そこにはこう書かれていた。
『三笠は全てのサーヴァントを葛城財団に譲渡し、以後、召喚されたサーヴァントはその所有権を全て葛城財団に献上するものとします』
と。
「あの時この文章を見逃していたら、大変な事になっていた。奴らはこれを、この契約書の全ての内容を把握した上で渡してきたんだ。」
もしここにサインしてしまっていたら…と思うと俺でも寒気がする。
要はこの三笠は葛城財団のものになるといっても過言ではないことだ。
さらに他のサーヴァントの召喚に成功したとしても、それの所有権は全て三笠のものとなる。
つまりは…
「代表の…オモチャになる…。」
「…?」
子安さんの言ったことに院長は反応した。
「オモチャ…だって?」
「ああ。連れてこられたやつはまず、強制的に代表との魔力供給をさせるのさ。それで奴は人から奪ったサーヴァントでハーレムを形成してた…。」
分からなかった葛城財団の目的、
それは女性のサーヴァントを拉致し、代表のものとすることだったのだ。
世界を征服するとか、神様になるとか、そういった大それたものじゃない。
ただそいつは…性の捌け口が欲しいがためにそうしている。
「それは…
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