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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第25話 堕天使にラブソングを
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があるので、ここらで失礼させてもらうよ」
のどから絞り出すように声を出すと、ザフィーラを連れてはやては、公園を後にした。
無表情の主を見やり、ザフィーラは心配の声をかける。
(主、大丈夫ですか)
(……ザフィーラ、ああ、すまない。自分を抑えるのに必死でね)
はぐれ悪魔をけしかけたのは、アザゼルで間違いない。
コカビエルの証言を基に、サーチャーと転移魔法を駆使して堕天使領に忍び込み、裏付けをとっていた。
それにもかかわらず、悪びれもせず、さも同情しています、という態度をとられたのだ。
主の心境は推して知るべし。決して穏やかではあるまい。
――――あやうく、殺すところだった
帰り際に念話で放った一言が、その心中を物語っていた。
◇
アザゼルとの戦闘は、一方的な結果に終わった。
すぐに殺せるところをじわじわとなぶり殺しにする。
既に、四肢は切断され、身体はボロボロになっている。
ありったけの憎悪を込めて、少しずつ壊していった。
だが、それももう終わり。
「は、ははっ。お前の両親を殺したのがいけなかったのか。
それとも、両親ごとお前を殺せなかったのがいけなかったのか。
チクショウ。人生最大のミスだぜ」
「何か言い残すことはあるかい?」
「……ねえよ。言葉を託すべき相手は、お前が皆殺しにしちまった」
「あっそう。ばいばい」
軽妙に答えて、デバイスを振るう。
狙い違わず首を跳ね飛ばした。
古の時代より恐れられていた堕天使総督のあっけない最期だった。
◇
「アザゼルッ!!」
堕天使総督殿の首を跳ねたのと入れ違うように。
聞き知った男の声が背後からする。
この声は――――
「――――やあ、ヴァーリ。手伝いに来てくれたのかい?」
「はやて、お前は何をしているッ!」
声の主ヴァーリ・ルシファーは、ひどくお冠らしい。
彼も含めて、ヴァーリチームが勢ぞろいしている。
怒りに震える視線は、首を跳ねられたアザゼルの死体に向いているようだ。
見ればわかることを、なぜわざわざ尋ねるのだろう。
「何って、害虫駆除だよ」
言った瞬間、怒気が一層膨れ上がる。
まあ、怒って当然か。
だが、ヴァーリ・ルシファーが反駁しようとしたところで、水を差す。
「――――裏切ったくせに、いまさら肩入れするのかい?」
「っく……」
怒りに任せて声を出す寸前に、なんとか飲み込んだようだ。
彼自身、自分の行動が矛盾していることに気づいているのだろう。
育て親を裏切りテロリストの側に立ったのだ。
裏切
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