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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第23話 戦場のテロリスト
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いい存在です。彼女がいるだけで、戦闘継続能力が、飛躍的に高まります」
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これも、正しい。
最近のアーシアの回復能力は、凄まじかった。
悪魔になったあとも、研鑽を重ねた彼女の力は、この世界ではトップレベルといってよい。
たとえ、死にかけた相手ですら、ものの数秒で完全回復できるほどに。
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「だから、真っ先に狙いました。彼女を排除する機会は、あのときしかありませんでした」
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「……わかった。確かに、シャマルの言う通りかもしれない。
回復役で要である彼女を、リアス・グレモリーは、常に、最優先で守っていた。
真っ向勝負では、アーシアを狙うのは無理だっただろう。
けれども、『旅の鏡』を使う必要はなかったのではないかい?」
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「では聞きますが。もし、私たちがアーシアを殺害しようとしたら、黙って見過ごす自信がありますか?」
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再度、言葉に詰まる。
彼女の指摘は、図星だったからだ。
なんだかんだで、アーシアだけは、救おうとしていた。
無理だと、分かっていたのに。
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「だが、仲間が死んだことで、彼らは大幅に力を増すだろう。なぜアーシアを――――」
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――――そうか、だからか。
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「……ああ、そういうことか。
嫌な役回りを押し付けてすまない、シャマル。
三大勢力すべて――いや、神話勢力すべてを敵に回そうというのは、ボクのわがままだ。それなのに、情に流され、危険な橋を渡ろうとしていた。
本当は、ボク自身が乗り越えなくてはいけない壁だったのに……」
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ようやく気付いた。
アーシアだけではなく、他のグレモリー眷属すら、殺す覚悟ができていなかったことに。
気持ちの上では、覚悟ができているつもりだった。
だが、アーシアの死を経験した今だからわかる。
いままでのボクも、彼らを殺すことはだけならできただろう。
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――――ボクの心を犠牲にして。
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当初の計画だった『フレースヴェルク』での狙撃も、ボクは、非殺傷設定を使うべきだと主張していた。
アーシアの死に動揺して、すぐさま撤退してきたことも、ボクの甘さを裏付けている。
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「いいのですよ、はやてちゃん。私たちは、家族でしょう?
一人ひとりが、分担して、できることだけをやればいい。
すべてを背負おうなんて、思わないで」
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シャマルが、慈愛に満ちた表情で、ボクに語り掛ける。
今まで黙り込んでいた家族たちも、口々に賛同の声をあげた。
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「我らヴォルケンリッターは、いつでも主はやてのお側にいます。
これは、騎士として―――いえ、家族としての総意です」
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「シグナムの言う通りです、主よ。地獄の底までお
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