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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第23話 戦場のテロリスト
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ちも、同時に撤退させた。
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とても悲しいはずなのに、涙はでなかった。
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◇
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シャマルの特技に、『旅の鏡』という特殊な転送魔法がある。
ヴォルケンリッターで参謀を務めるシャマルは、基本的に回復や結界といった補助に長けている。
だが、『旅の鏡』は、一撃必殺の威力をもつ。
遠距離からリンカーコアを摘出するこの魔法は、通常は、リンカーコアを捕獲・蒐集する効果をもつ。
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では、リンカーコアが存在しないこの世界において、『旅の鏡』は、無用の長物になったのであろうか。
答えは否。
この世界では、『神器』を捕獲することが、可能だったのだ。
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もともと、摘出されれば死に至るという神器は、魂と融合していると推測していた。
魂と融合した神器の力を行使する。
これは、リンカーコアと酷似しているのではないか。
神器持ちの犯罪者を使って実験したところ、リンカーコアと同じように、神器の捕獲が可能だと分かったのだ。
ただし、蒐集して、能力を奪うことはできなかった。
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この初見殺しの魔法は、ある意味切り札だ。
存在を知っていれば、回避は十分に可能だからだ。
容易に使ってよいものではない。それなのに――――
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「なぜ、アーシアに『旅の鏡』を使ったのだ、シャマル!!」
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禍の団のアジトでシャマルに詰問する。
表面上は、平静を装っているつもりだが、声色は堅い。
リインフォースたち家族は、無言でボクの周囲にたたずんでいる。
この件に関して、口を挟もうとは思っていないようだ。
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「はやてちゃんは、アーシアを攻撃することができるのかしら?」
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「それは……」
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言葉に詰まる。
確かに、彼女の言うことは、最大の悩みだったからだ。
おそらく、ボクは、アーシアを殺害するだろう。
心情的には、せいぜい非殺傷設定で気絶させるくらいにしたい。
だが、復讐のために用意された存在に過ぎないボクに、選択の余地などない。
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「原作主人公たち、グレモリー眷属は、必ずや私たちの前に立ちふさがるでしょう。彼らの成長速度は尋常ではありません。下手なランキングトップ10よりも、ずっと脅威になるはずです」
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彼女の言う通りである。
彼らグレモリー眷属の成長速度は、異常の一言につきる。
下級悪魔が、半年と経たずに上級悪魔並の実力を身に着けたのだ。
放っておけば、手に負えなくなる可能性が高い。
いや、戦闘するたびに、実力をあげてくるだろうことが、容易に想像できる。
だから、できるだけ少ない戦闘で、排除するべきなのだ。
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「アーシアは、回復役として、グレモリー眷属の要といって
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