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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第5章 神話世界のアルマゲドン
第23話 戦場のテロリスト
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、と。
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◆
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はやてが、プール際で、アーシアと会話を交わしている傍ら。
付き添いとして来ていたシャマルは、はやての身を案じていた。
禍の団に入り、三大勢力すべてと対決する。
首尾よく三大勢力を破滅させても、危機感をもった別の神話勢力に命を狙われるだろう。
つまり、世界を敵に回すに等しい。
覚悟はとうに済ませている――はずだった。
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(アーシア・アルジェント……彼女が、はやてちゃんの悩みの種になっている)
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母親に似ているといっていた。
シャマルは、はやての両親を知らないが、話に聞くはやての母とアーシアは、確かに似ているようだった。
だが、余計な情は、命取りになりかねない。
はやてを危険に晒すことなど、自分が――ヴォルケンリッターが許すわけがない。
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(はやてちゃんのためなら、私はどんなことでもやります――たとえ、貴女に恨まれようとも)
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表面上は、笑顔を浮かべながら、シャマルを内心で決意した。
心優しい主は、きっと全ての責任を自分で背負おうとするだろう。
だから、自分たちは、その重荷を肩代わりしなければならない。
おっとりとした性格に隠された冷徹な思考。
ヴォルケンリッターの参謀シャマルとして、感情を排して計算を重ねるのだった。
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◇
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「アーシアッ!!」
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崩れ落ちたアーシア・アルジェントに向かい、身体を手に抱える。
敵対した自身に向かって、最後まで笑顔を向けていた。
安らかに眠る顔を見て、心がざわめく。
ボクと一緒に転移してきたヴォルケンリッターたち。
シャマルの予想外の行動に、混乱する。
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「シャマルッ!!なぜっ!?」
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「はやてちゃん、罰は後で甘んじて受けます。でもいまは、目の前の状況をどうにかするべきです」
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冷静に返答するシャマルに思わず反射的に怒鳴りつけそうになって、我に返る。
ここは敵地。
ミカエルを突き刺し――――アーシアにも攻撃した。
もはや、完全に敵に回ったといっていい。
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いまは突然の出来ごとに混乱しているようだが、すぐに体制を立て直すことだろう。
隙を突けば、三大勢力のトップとグレモリー眷属のすべてを排除できる。
いまがまさに、絶好の機会だ。
動かないといけない。それなのに――――
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「っ……撤退だ」
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「……わかりました」
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本当はこのまま全滅させるべきだろう。
ミカエルの止めも刺していない。
だが、いまはそんな気持ちにはなれなかった。
最後に、アーシアの目を閉じ、転移する。
ボクの周りで、グレモリー眷属たちをけん制していた残りの家族た
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