第百三十八話 最強の勢力その十三
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「実際にそやと思うわ」
「そやな」
オニールはギンズバーグのその言葉にい頷いた。
「それはな」
「自分もそう思うやろ」
「ああ、何といっても軍勢の数に装備の質がちゃうからな」
「軍服にしても」
アメリカ軍は鎧は身に着けていない、騎兵隊の青い軍服である。それにブーツそしてヘルメットという装備だ。
「質がええし」
「防弾チョッキもある」
オニールはこのことを話した。
「ブーツもそうした仕様や」
「自分はその技術入れたさかいな」
「錬金術師としてな」
そこはオニールの自分の力を入れたのだ。
「そうしたさかいな」
「身軽でかつちゃんと自分の身を守ってくれる」
「ええものや」
「そういうのも備えてるし」
「装備の質もええ」
「しかも獣も多い」
オコナーは自分の職業である獣使いの獣やモンスターを使う力から話した。
「強いのがな」
「それもあるな」
「南洋や中国も使っててな」
「日本も使ってるけどな」
「アメリカはそっちの数は一番多くてな」
「強い獣やモンスターも多いな」
「そやからな」
その為にというのだ。
「そういうことからもやな」
「アメリカは強いで、いつも餌たっぷり食うてるしな」
オコナーはオニールに笑って話した。
「ほんまにな」
「そやな」
「そう思うとね」
ギンズバーグは二人にまた話した。
「我がアメリカが圧倒的に有利やね」
「ああ、移動要塞が遅くても」
「それでもな」
「あと向こうの方が星のモン多いけれど」
このこともあるがというのだ。
「けどな」
「それでもな」
「こっちの方が総合ポイントは遥かに上やな」
「そのことは事実やからね、油断せずやっていこうな」
「ああ、それで遭遇したら」
「そこから決戦やな」
オコナーとオニールも話した、そしてだった。
今は三人で外の景色を楽しんだ、そうしつつ日本との決戦の時が来るのを待っていた。青い海と空その二つの世界の間にある雲と浮島は彼等の前にあった。
第百三十八話 完
2019・11・15
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