目が濁ってる
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で不安がってたら、前戦で戦っているアルルちゃん達に動揺が出るでしょ!」
母に優しくも厳しく諭さるティミー…
父を見ると、身構えることなくリラックスしてアルル達の戦いを眺めている。
幼い頃を思い出すと何時もそうだった…
父は後方でリラックスして自分の戦いぶりを見ていた。
もし自分がピンチに陥ったら、きっと父が助けてくれる…
常にそう思い戦っていたのだ。
もし父が不安そうにしていたらどうだったろうか…
きっと自分も不安になり、全力を出せなくなっていたかもしれない…
自分より敵の方が遙かに強いと思ってしまい、動揺したに違いないだろう!
父が後方で、優しく見守ってくれてたから、自分は強くなれたのだ。
自分もこの父に習おう…笑顔で見守る事は出来そうにないが、身構えることなくアルルの戦いを見守ろう…
そしてアルルに危険が迫ったら、この身を犠牲にしてでも助けよう!
ティミーの心に新たな決意が灯された。
新たな決意を胸に、男らしい表情になった息子に喜びを感じる一方で、不安自体は拭い去れないビアンカが、他者に聞こえない声でリュカに問いかける。
「…ねぇリュカ…本当に大丈夫なのかしら?」
「………分かんね!…大丈夫じゃないの?一応勇者様だし!」
「……………」
息子にバレない様、神に祈るビアンカ…
夫のいい加減さを嘆きつつ、『大丈夫じゃないの?』の言葉に希望を託す。
アルル達の戦闘は、まだ続きそうだ…
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