六十三匹目
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私達はどうでもいいのよ?」
四人で王城へ向かうと、門番や兵士達が迎えてくれる。
くーちゃんがいるのもあるが、僕達は基本顔パスだ。
向かう先は王城の奥。
王城の役所としての機能を持つエリアよりも奥には王族のプライベートスペースがあり、そこは王族を除けば余程の事がなければ入る事が出来ない。
僕?
よく王様とかくーちゃんの部屋でモフられてるよ。
お婆様の部屋もあるしね。
着いたのは風呂場。
そこで着替えてから庭のプールへ向かう。
「ぬいちゃん、こっち」
「ふぇぁ?」
男子更衣室というか、男子風呂に行こうとしたらメリーちゃんに後ろ襟を引っ張られ、シャクティに抱き上げられた。
連れていかれたのは女子更衣室。
「ちょっとぉ!?」
「うるさいわよシラヌイ」
「いやここ…」
「貴方が居ないとさっきの服の着方わかんないのよ」
「普通に足入れて着ればいいじゃん!」
「あら、そ」
シャクティが僕を下ろし、三人が服を脱ぎ始める。
「ぴゃ!?」
咄嗟に後ろを向くとクスクスと笑われた。
「シラヌイ。そう言うのって普通私達側の反応じゃないの?」
「そうかもしれないけどっ!」
「それに私達って王侯貴族なのよ?『そういう』教育もされてるし、シラヌイの裸程度で動じたりしないわ」
「は!? 僕らまだ7歳だよ!? そういう教育は早すぎじゃないかな!?」
いや確かに貴族ならそういう教育もするだろうけど、早いでしょ。
………実践はしてないよね?
いやうん、よそう。
後ろでの衣擦れの音に想像力を掻き立てられる。
「元素だ…元素を数えるんだシラヌイ・シュリッセル…!
水素、ヘリウム、リチウム…」
「バカなことしてないで貴方も着替えなさいシラヌイ」
「君達が出ていったら着替えるよ…」
暫くして三人が出ていったので着替える。
まぁ、履くだけなので直ぐに終わった。
着ていた物はアイテムボックスに放り込んで、外へ向かう。
「私達も貴方のと同じのが良かったわ」
「いやダメでしょ。胸見えちゃうよ」
するとくーちゃんが僕に抱きついた。
「えー? シラヌイって私の裸にこーふんするのー?」
「しないために水着渡してるんだけど?」
僕の性的嗜好というか好みはしっちゃかめっちゃかだ。
転生前の好みプラス体に引っ張られてる好み。
体が未成熟だからそこまで強くないけど、思春期の性欲も少しだけど無いわけじゃない。
「む…、ずるい」
メリーちゃんも僕に抱きつく。
「ちょ…二人とも…」
「ぬいちゃんぬいちゃん」
「
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