第39節「撃槍」
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「あれは……」
「マリアを助けるデスッ!」
「あのバカの仕業だな」
「間違いないね」
「ああ、だけど──立花らしい」
「これが……あいつの……」
またその様子は、音質はさておき全世界に中継されているため、世界中の人々の目にも届く。
眩いばかりの輝きに包まれた二人。遺跡に侵入した司令や緒川も、バックアップしている二課の職員達も、米国F.I.S.の研究員達も、街角で街頭ディスプレイを見上げる友人達も。
全世界の誰もが、その奇跡の光景に目を引かれた。
「何が起きているのッ!? こんなことってありえない……融合者は適合者ではないはず──これは……あなたの歌? 胸の歌がしてみせたこと? あなたの歌って何ッ!? 何なのッ!?」
目の前で起きている奇跡に、マリアは混乱する。
だが、答えは一つだ。
『行っちゃえ響ッ! ハートの全部でッ!』
「100パー全開ッ! ぶっ込めエナジーッ! 言わずもがな、その名前は──」
周囲に広がっていた光が響に集まり、その身体を白地にオレンジの、見慣れたシンフォギアが覆う。
そして響は、その名を高らかに咆哮した。
「撃槍──ガングニールだああああああああああッ!!」
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