第五十九話 浮遊遺跡
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上手く竜巻を利用出来ずに落下して落花死しそうになったのは秘密だ)、何とか奥のシャッターのある方まで辿り着く。
シャッターを抉じ開けて奥のエリアに出ると、そこは更に最悪の状態であった。
上下に動く地面に竜巻、そして突風、更に行く手を阻むイレギュラーの大軍にアッシュとグレイは一瞬足を止めそうになったが、すぐに駆け出した。
足場を飛び移り、リフトを利用して移動すると次は竜巻に吹き飛ばされないようにしながら進み、不安定な足場やリフトを飛び移ると再び大型のメカニロイドが行く手を阻む。
「アッシュ!」
「分かってるわ!ていっ!」
グレイがチャージバスターを当て、アッシュがハルバードを一振りすると、メカニロイドは容易く両断された。
そして竜巻を突破して奥のシャッターを抉じ開けると、祭壇らしき場所に出て、リフトに乗って移動すると、祭壇の上にはモデルVが浮かんでいた。
「「こんな所にモデルVが!?」」
「重力異常の原因はこいつか!」
アッシュとグレイはモデルVの存在に驚くものの、すぐに破壊か回収をしようとするが、二人の前に一人の青年が姿を現した。
「逃れえぬ運命…やはり来たか、ロックマン・モデルA。だが…このモデルVは私が回収する」
それはモデルHの適合者であり、最後の四天王モデルのロックマンのヘリオスである。
「ヘリオス!モデルVを集めてどうする気!」
モデルLのアッシュの姿にこれがプロメテ達から聞いたモデルAの能力であり、同時にテティスも敗れたことにも気付いたヘリオスだが、アッシュの問いに溜め息を吐いた。
「愚かなる問い…モデルVの価値も分からずロックマンを名乗るか。理解出来ぬからと恐れ、恐れるから排除する…お前のような愚か者がいるから、この世界から争いが絶えぬのだ。」
ヘリオスは上流階級のヒューマノイドであり、その立場から何も知らない、知ろうとしない者達の姿を何度も見ており、その者達が争いの原因だと考えている。
だからこそロックマンとなり、モデルVを覚醒させて王になろうとしているのだ。
「へっ!天才様の考える事は分かんねえな。オイラには“邪魔する奴は死ね!”って言ってるようにしか聞こえないぜ!」
「そう、私が目指す世界に愚か者の居場所はない。行くぞ、ロックマン・モデルA!愚者に死を!ロックオン!」
モデルHを構え、風が吹き荒れたかと思えばヘリオスはロックマン・モデルHへと変身すると、連結状態のダブルセイバーを双剣状態にする。
「グレイ!来るわよ!」
「分かってる!」
アッシュはモデルHの弱点である氷属性のモデルLのままで、グレイはロックマン・モデルAのままでアッシュのサポートに徹する。
「はあっ!!」
エアダッシュで距離を
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