暁 〜小説投稿サイト〜
銃弾の幻想歌
狩人ギルドに行ってみました。
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いんですけどね?
たった数秒前の俺に言ってやりたい。…キリナのビンタは超絶痛いって…
でも、確定した。夢じゃない。(この世界に来た時点で夢みたいに可笑しいけどね)
「さあ。ギルドに入るぞ。」
そう言ったキリナの手が若干震えてた。

ギギギギギィィィィィィ

といかにも古そうな扉の音が響き渡った。
…ギルドの中には厳つい男が多かった。女の子もいたけど、男女比8:2だった。
それに…
「あの若者、パーティメンバー女ばっかだぜ。」
「くぅ〜羨ましい!なんであんなヒョロヒョロに俺ら負けるんだよ〜」
「後でたたきのめしてやろうぜ。」
なぁ〜んて言うとっても恐ろしい言葉が聞こえるんです。
…でも、キリナ達の方がもっと怖い(気がする)よ。
「ミコト。ここで狩人(ハンター)登録するんだ。わらわたちはもうしてある。」
「あ、あぁ。んじゃあい、行ってくるよ。」
「冒険者登録するみたいで面白いですよ〜」
俺の言葉がしどろもどろなのを莉理亜が心配したのか「ラノベみたいでした〜」とも言ってくれた。莉理亜の気持ちは嬉しいけど俺が心配しているのは男たちの視線なんだよ。
……殺気立っている

恐る恐る受付に立った。
「はーい。新人の方ですか?」
「あ、はい。そうです。」
「見ない顔なので、狩人(ハンター)登録ですか?」
「あ、はい。そうです。」
「えっと…ス、スナイパーライフル持っているので狙撃手(スナイパー)さんですね。」
「あ、はい。そうです。」
「え、えっと…」
気づいただろうか。俺はギルドの受付嬢に返事を「あ、はい。そうです。」としか言っていないことに?…女に関わりたくないからだ。
「で、では名前を…」
「あ、はい。い…じゃなくて、ミコト・イマザワです。」
「はーい♪ミコトさんですね♪」
ようやく俺が「あ、はい。そうです。」以外を言ったのがよっぽど嬉しかったのかルンルン言いながら奥へと入った。あと、今澤美琴じゃなくミコト・イマザワなのはキリナが
「簡単に『日本』人ってばれたらいけないからミコト・イマザワと名乗れ。」
と言われたからである。簡単に『日本』人ってばれたら命も狙われるらしい。
怖いねぇ……怖いです。

「ねぇ。新人の君。ここのギルドの新人の子を困らせないでくれないかな?」
入れ替わりで女の人がやってきた。雰囲気的に凄い人っぽい。
それを証拠づけるかのようにギルドの雰囲気が急に変わった。男も女もワイワイやっていたのに急に黙った。
………多分この人、立場的にギルド長かなんかか。
俺がじぃーっと観察していると
「も〜そんな警戒しなくていいのに〜」
とバシバシ叩きながら言った。
……この人もキリナ程じゃないが力が強い…
「マリーロチア…いや、ロチア。わらわの弟子をたいそう気に入ったみたい
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