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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
三・笠・到・着
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い、消えないで、消させないで。
(わたし)の中からまーちゃんを消さないで。









「…!!」

気が付くと、ベッドで寝ていた。
知らない天井。知らないベッド。そして少し部屋が揺れているということは今ここは船の中だろう。
あの船には個室なんてなかった。じゃあここは?
それよりもまず、(わたし)はどうなった?
撃たれて…霊基がどんどん何かに汚染されていくような気がして…それから…。

「起きたかよ。」
「…!」

いつもの声が聞こえ、ハッとなって顔をあげる。
ベッドのすぐ横、そこにはまーちゃんが椅子に座っていた。

「まーちゃん…。」
「うなされてたぞ…お前。」
「う、うん…、ちょっと嫌な夢見ちゃって…。」

そう言うと、まーちゃんは深刻そうな顔をしてた、
こんな顔、今まで見たことなかった。

「まーちゃんとの思い出が…全部なくなってくの。知らないおじさんで頭がいっぱいになって…まーちゃんの事が嫌いになっていく夢…。」
「…。」

ただ俯き、姫の言葉を聞いている。

「…怖かったろ。」
「うん…怖かった。」

「そっか…ごめんな。」

何を言うんだろう。そう思ったらまーちゃんは謝った。

「え!?なんで!?どうしたの!?」
「全部俺の責任だよ。お前がそうなったのも、よくよく考えればあの船が怪しかった。」

握りしめた拳が、静かに震えている。
まーちゃんは怒っているし、今悲しんでいる。

「冷静になって考えれば分かったハズだ!それなのに俺は目先の欲に目が眩んで…子安さんやアンデルセン…そしてお前も…危険な目に遇わせたんだ…!」
「…。」

怒りの矛先は誰でもない、自分自身だった。

「で、でも助かったからいいじゃん!」
「それでいいってワケじゃねーんだよ!無責任に突っ走って!お前を奪われかけたんだぞ!?」
「そう…なの?」

奪われかけた。
後から聞いた話によると、(わたし)は洗脳弾という弾丸を撃ち込まれ葛城財団の代表のモノになりかけたらしい。

じゃああの夢は…洗脳弾によるものなんだろうか。
まーちゃんの思い出が消え、代表っていう明らかにエロ漫画のモブ汚じさんみたいな人で埋め尽くされたのは

「報酬金の事しか頭になくて…それのバチが当たったのさ、俺は。きっと舞さんや北斎が来なかったら…。」
「ねぇ、まーちゃん。」

まーちゃんは気にしている。
(わたし)を危険に晒してしまったことを。
5000万という報酬に目が眩んで、先を急ぎすぎてしまったことを…。
でも、それだけ自分を責めてるってことは、それくらい(わたし)を大事にしてくれてるってことだ。

「なん、だよ…。」
「姫は大丈夫。だから
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