六十一匹目
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むしろほんの少しだけ便利な物を知っている僕を応援してくれてもいる」
「僕は元の世界で学生だった。日本では全ての国民は自分の子に教育を受けさせる義務があった」
「その過程で多少は危険な物の作り方、扱い、対処法などの知識も得た。なぜならそれを危険と知らない事こそが危険だったから」
「僕が何かしらの物や技術を広める時、お婆様やお母様、お父様と約束したことがひとつだけあるんだ」
「『他人を傷付ける物を広めないこと』」
「僕は作ろうと思えば錬金術でダイオキシンと呼ばれる猛毒や、トリニトロトルエンという大爆発を起こす薬だって作れる。元の世界で多くの人の命を奪った技術や発明品だ」
「でも僕はそれらを公開する気はないし、自分でも作ろうとは思わない。
それが、こんな僕を受け入れ、育ててくれた家族との約束だから」
「………………だから避妊具の開発はオッケーだとおもったのになー」
「やっぱバカだろお前」
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